11月3日。世間的には文化の日という二つ名が知れ渡っているこの日。祝日にもかかわらず全く休む気がない男がいた。
彼がのどから手が出るほどに求めるのは、JR北海道が作り出したカラー写真つきのD型硬券。
枚数は全部で13枚。しかし、有人駅の入場券はその駅に行かないと入手できないという。さらに、一番果ての駅まで最短でも40分はかかるらしい。
いつ売り切れるかもしれない恐怖。迫りくる発車時刻(タイムリミット)。全財産を入れた財布には、10000円札が1枚と1000円札が2枚。
時間と金に苦しみながらも、それでも男は戦うことを決意する。
かくして、学園都市線電化記念入場券第二弾「さよなら気動車列車」を揃える旅が始まったのだった――
『あくがるるままに ~Wanting the special tickets』
そんなわけで、学園都市線(の入場券)を巡る旅、スタートです。
入場券の旅は、14時50分の桑園駅から始まります。こんな時間から乗り始めた理由は、起きたのが朝の11時ぐらいで、それから家でゴロゴロしていたからです。学園都市線で家から一番近い駅は桑園ではなく八軒ですが、わざわざ桑園まで来たのは、桑園でしか売っていない無人駅5駅+桑園の入場券(合計6枚)+オレンジカードの限定セットを手に入れるためです。自転車だと桑園でもおよそ15分ほど。八軒より少し時間がかかる程度です。
桑園に自転車を停めて最初にすることは、もちろん限定セットを買うことです。ポスターによれば限定1000セット。すでに発売から一週間たっていて買えるかどうか心配でしたが、最悪売り切れも覚悟の上でしたが、予想に反して余っていました。ラッキー!
ちなみに買えたセットの通し番号は「0740」でした。まだ200セット以上あるのね……
限定セットを購入できたところでホームへ向かいます。桑園では函館本線と学園都市線でホームが違うので、札幌へ急ぐ場合には時間だけでなくホームも確認する必要があります。もっとも、午前の学園都市線は乗る余地もないほどに混んでいるのですが……
学園都市線のホームで待っていると、キハ40-402が高速で進入してきました。時間から考えて、5431D石狩当別発浦臼行き(石狩当別15:50発)の回送でしょう。一両だけなので何ともシュールです。
何はともあれ、15:03発の石狩当別行で出発です。
[桑園15:03→八軒15:07]
八軒はダイヤ改正まで写真を撮りに足繁く通っていました。最後の一週間に至っては、ほぼ毎日来ていた覚えがあります。なので今更目につくようなものもありません。そもそも時間が20分しかない上に曇り空なのですることがありません。仕方がないのでパンフレットをもらっては読み漁ります。
[八軒15:26→新川15:29]
新川に到着です。八軒より何もかもが大きいです。でもホームは同じ2面2線。
外から撮ろうかと思いましたが、ここで雨が降ってきたので慌てて高架下に退避(写真はその様子です)。仕方がないので八軒でもらったパンフを読み漁ります。
……と、そうこうしているうちに電車の時間が。20分は短いです。
外には雨雲が広がっています。
[新川15:49→新琴似15:51]
新琴似の駅からは西側に広がる住宅地方面に向かうバスが多数ある、学園都市線でも数少ないターミナル駅です。
それを反映してか駅規模も八軒がかすむほどに大きく、自動改札(他の駅にも簡易改札機はあるものの入札のみなので、出札も自動な駅はそう多くないのです)があり、駅事務室のわきにはパン屋まであります。入口を出てすぐの高架下にコンビニがあるので儲かっているのかはわかりませんが。
昼から何も食べてないのでパン屋でチーズパン(もっとちゃんとした名前があったはず)を購入。この手のパンは硬いことが多いですが、ここのチーズパンは見た目以上に柔らかく、飲み物なしでも食べることができました。これで62円は安いです。
ちなみにすでに桑園から一時間たっていますが、まだ3つ目です。
[新琴似16:11→篠路16:18]
途中の太平・百合が原は無人駅なので、次の目的地は篠路です。桑園や八軒の高架に見慣れた人からすれば、これが同じ学園都市線の駅なのかと思うぐらいに古いです。それもそのはず、篠路は開業当時からある数少ない駅の一つなのです。他の駅が高架化や駅舎改築、新駅設置などで古くからの駅舎が消えていく中、篠路は古き良き時代の面影を今に残しています。駅舎の傍らに立つ松の木がその証人です。
さすがに簡易改札機は導入されていますが、駅舎中央にある手作りと思しきラックや、木のベンチに敷かれた座布団、手書きのポスターなどなど、アットホームな雰囲気に包まれていました。
空は雨雲が停滞したまま夕暮れを迎えようとしていました。
[篠路16:39→拓北16:42]
篠路・あいの里教育大の二つの駅に挟まれたこの駅が有人駅だとは思いませんでした。ホームは太平などと同じものですし、駅舎はあるもののホームに直接つながっているわけではなく、ホームから短い階段を降りたところにあります。おそらく駅ができて数年ぐらいたってから駅舎がつけられたのでしょう。コンクリート製の駅舎は目の前に立つセイコーマート(※北海道ではよく見るコンビニ。空を飛ばないものだけを指す。他のコンビニを1軒見つける間に3軒は見つかる)よりも小さいです。一応待合室もありますが、セイコーマートもあるので立ち読みで時間をつぶすこととします。
コンビニを出ると、すでに辺りは宵闇の世界になっていました。
[拓北17:07→あいの里教育大17:12]
この一帯では明治時代から藍を育てていて、それが「あいの里」の名前の由来になったそうですが、今ここに『藍の里』の痕跡はどこにもありません。駅前にも大きな団地がそびえたつあいの里教育大を象徴するのは学生です。名前の由来となった北海道教育大学札幌キャンパスはもとより、多くの学校がここあいの里に造られています。そのため、朝の学園都市線は上りの札幌方面に加え、下り石狩当別方面も混みあいます。土曜日の今日も、中学生・高校生の姿が見受けられます。まあ、一番すごいのは、待合室が制服姿の少年少女で埋まる夕方のあいの里公園ですが。
[あいの里教育大17:27→石狩当別17:41]
ラストの有人駅・石狩当別は、札幌市ではなく当別町にあります。桑園15時3分発の列車に乗っていれば15時40分にはここに着いていたので、実に2時間を入場券のためだけに費やしたことになります。
17時45分、改札を出て入場券を購入。これで13枚全てを買うことができました。やったねたえちゃんry)
目的を達成したので、あとは帰るだけ……なのですが、せっかくなのでもう少し足を延ばすことにします。
[石狩当別17:56→北海道医療大学18:01]
ついに電化区間の終点、北海道医療大学にやってきてしまいました。ここも10月末に足繁く訪れた場所の一つですが、その話はいつかまた。
この駅は屋根つきの通路で北海道医療大学のキャンパスに直結しています。通路のホーム側入り口には改札があり、朝の時間帯は駅員がここに立って切符のチェックをしています。駅舎は別にあるのですが、大学が高台の上にあるので通路を通らざるを得ません。なにこの無意味な駅舎。
土曜日ということもあってどこにも人はいません。でも大丈夫! 通路の途中にセイコーマート北海道医療大学店があるから、そこでなんか買って――
閉まっていました。
……あ、あれ?
よく見ると、ドアに営業時間が書いてありました。
『セイコーマート北海道医療大学店 (中略) 土曜・祝日・休日 休み』
本日、11月3日。土曜。
いぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!
まさかあてが外れるだなんて! 電気ついてないから通路怖いよ! 次の電車まであと35分はあるのに!!
……正直、発狂しかけました。幸い、今しがた着いた電車(これが折り返しで次の18時38分発札幌行きになる)はドアを開けたまま待機していたので事なきを得ました。721系の仕切り扉がこれほどありがたいと思ったことはありません。
[北海道医療大学18:38→札幌19:27]
実は北海道医療大学まで乗った理由はもう一つあります。
それは、「北海道医療大学から札幌までフルで自動放送を聞いてみたかった」からです。
JR北海道の電車では、乗り換え案内など一部を除いては自動放送が導入されています。男声なので妙に心地よく、個人的にはお気に入りです。
気動車時代はすべて肉声の放送だったので、札沼線の自動放送は今年から始まったばかり。前々から全区間録音したいと思っていました。
が、しかし。
自動放送使用せず。
初めの内は疑問にも思わなかったのですが、気が付けば肉声放送であいの里教育大を発車していました。時、すでに遅し。それじゃあ、石狩当別に引き返せば18:22には札幌に着いていたのに、わざわざ北海道医療大学まで乗って721系の車内で時間をつぶしていたのに、全部無駄!?
自動放送の有無は車両によるものなのか、はたまた『この列車は自動放送使わない』みたいな指示でもあるのか。謎は一向に解けないまま、列車は終着の札幌に到着しました。
[札幌19:30→桑園19:32]
出発から4時間半。予定よりも1時間近く遅れて桑園にまで戻ってきました。スムーズに行っても最低3時間はかかったのですから、いかに全駅コンプリートが難しいかお分かりいただけたかと思います。いくら暇人でも有人駅全駅制覇はかなりの苦痛です。まして学生だって暇じゃないわけですから。大抵土日はサークルがらみでつぶれるので、土日を自由に使える日は多くありません。なら全休の金曜日に行けよ。そこ、怠慢とか言わない!
以上、入手までの経緯(いきさつ)でした。入場券を手に入れるだけの話なのに、なんでこんなに事件ばかり起きるんですかね……?
折角学園都市線のことを書いたので、次回から学園都市線の最後の1週間をつづっていこうかなと思います。
それでは。
補足:「全財産を入れた財布には~」…
当時の全財産は小銭を入れても13000円ほどでした。うそじゃないよ、ほんとだよ。
この旅で運賃含めて5000円近く散財しているので、生活が危うくなるところでした(早く買いに行けなかった理由の一つ)。
引き出しに使う預金カードをなくしていたのでその時はお金を引き出せない状態でしたが、日曜に通帳が実家から届いたので事なきを得ました。
彼がのどから手が出るほどに求めるのは、JR北海道が作り出したカラー写真つきのD型硬券。
枚数は全部で13枚。しかし、有人駅の入場券はその駅に行かないと入手できないという。さらに、一番果ての駅まで最短でも40分はかかるらしい。
いつ売り切れるかもしれない恐怖。迫りくる発車時刻(タイムリミット)。全財産を入れた財布には、10000円札が1枚と1000円札が2枚。
時間と金に苦しみながらも、それでも男は戦うことを決意する。
かくして、学園都市線電化記念入場券第二弾「さよなら気動車列車」を揃える旅が始まったのだった――
『あくがるるままに ~Wanting the special tickets』
そんなわけで、学園都市線(の入場券)を巡る旅、スタートです。
入場券の旅は、14時50分の桑園駅から始まります。こんな時間から乗り始めた理由は、起きたのが朝の11時ぐらいで、それから家でゴロゴロしていたからです。学園都市線で家から一番近い駅は桑園ではなく八軒ですが、わざわざ桑園まで来たのは、桑園でしか売っていない無人駅5駅+桑園の入場券(合計6枚)+オレンジカードの限定セットを手に入れるためです。自転車だと桑園でもおよそ15分ほど。八軒より少し時間がかかる程度です。
桑園に自転車を停めて最初にすることは、もちろん限定セットを買うことです。ポスターによれば限定1000セット。すでに発売から一週間たっていて買えるかどうか心配でしたが、最悪売り切れも覚悟の上でしたが、予想に反して余っていました。ラッキー!
ちなみに買えたセットの通し番号は「0740」でした。まだ200セット以上あるのね……
限定セットを購入できたところでホームへ向かいます。桑園では函館本線と学園都市線でホームが違うので、札幌へ急ぐ場合には時間だけでなくホームも確認する必要があります。もっとも、午前の学園都市線は乗る余地もないほどに混んでいるのですが……
学園都市線のホームで待っていると、キハ40-402が高速で進入してきました。時間から考えて、5431D石狩当別発浦臼行き(石狩当別15:50発)の回送でしょう。一両だけなので何ともシュールです。
何はともあれ、15:03発の石狩当別行で出発です。
[桑園15:03→八軒15:07]
八軒はダイヤ改正まで写真を撮りに足繁く通っていました。最後の一週間に至っては、ほぼ毎日来ていた覚えがあります。なので今更目につくようなものもありません。そもそも時間が20分しかない上に曇り空なのですることがありません。仕方がないのでパンフレットをもらっては読み漁ります。
[八軒15:26→新川15:29]
新川に到着です。八軒より何もかもが大きいです。
外から撮ろうかと思いましたが、ここで雨が降ってきたので慌てて高架下に退避(写真はその様子です)。仕方がないので八軒でもらったパンフを読み漁ります。
……と、そうこうしているうちに電車の時間が。20分は短いです。
外には雨雲が広がっています。
[新川15:49→新琴似15:51]
新琴似の駅からは西側に広がる住宅地方面に向かうバスが多数ある、学園都市線でも数少ないターミナル駅です。
それを反映してか駅規模も八軒がかすむほどに大きく、自動改札(他の駅にも簡易改札機はあるものの入札のみなので、出札も自動な駅はそう多くないのです)があり、駅事務室のわきにはパン屋まであります。入口を出てすぐの高架下にコンビニがあるので儲かっているのかはわかりませんが。
昼から何も食べてないのでパン屋でチーズパン(もっとちゃんとした名前があったはず)を購入。この手のパンは硬いことが多いですが、ここのチーズパンは見た目以上に柔らかく、飲み物なしでも食べることができました。これで62円は安いです。
ちなみにすでに桑園から一時間たっていますが、まだ3つ目です。
[新琴似16:11→篠路16:18]
途中の太平・百合が原は無人駅なので、次の目的地は篠路です。桑園や八軒の高架に見慣れた人からすれば、これが同じ学園都市線の駅なのかと思うぐらいに古いです。それもそのはず、篠路は開業当時からある数少ない駅の一つなのです。他の駅が高架化や駅舎改築、新駅設置などで古くからの駅舎が消えていく中、篠路は古き良き時代の面影を今に残しています。駅舎の傍らに立つ松の木がその証人です。
さすがに簡易改札機は導入されていますが、駅舎中央にある手作りと思しきラックや、木のベンチに敷かれた座布団、手書きのポスターなどなど、アットホームな雰囲気に包まれていました。
空は雨雲が停滞したまま夕暮れを迎えようとしていました。
[篠路16:39→拓北16:42]
篠路・あいの里教育大の二つの駅に挟まれたこの駅が有人駅だとは思いませんでした。ホームは太平などと同じものですし、駅舎はあるもののホームに直接つながっているわけではなく、ホームから短い階段を降りたところにあります。おそらく駅ができて数年ぐらいたってから駅舎がつけられたのでしょう。コンクリート製の駅舎は目の前に立つセイコーマート(※北海道ではよく見るコンビニ。空を飛ばないものだけを指す。他のコンビニを1軒見つける間に3軒は見つかる)よりも小さいです。一応待合室もありますが、セイコーマートもあるので立ち読みで時間をつぶすこととします。
コンビニを出ると、すでに辺りは宵闇の世界になっていました。
[拓北17:07→あいの里教育大17:12]
この一帯では明治時代から藍を育てていて、それが「あいの里」の名前の由来になったそうですが、今ここに『藍の里』の痕跡はどこにもありません。駅前にも大きな団地がそびえたつあいの里教育大を象徴するのは学生です。名前の由来となった北海道教育大学札幌キャンパスはもとより、多くの学校がここあいの里に造られています。そのため、朝の学園都市線は上りの札幌方面に加え、下り石狩当別方面も混みあいます。土曜日の今日も、中学生・高校生の姿が見受けられます。まあ、一番すごいのは、待合室が制服姿の少年少女で埋まる夕方のあいの里公園ですが。
[あいの里教育大17:27→石狩当別17:41]
ラストの有人駅・石狩当別は、札幌市ではなく当別町にあります。桑園15時3分発の列車に乗っていれば15時40分にはここに着いていたので、実に2時間を入場券のためだけに費やしたことになります。
17時45分、改札を出て入場券を購入。これで13枚全てを買うことができました。やったねたえちゃんry)
目的を達成したので、あとは帰るだけ……なのですが、せっかくなのでもう少し足を延ばすことにします。
[石狩当別17:56→北海道医療大学18:01]
ついに電化区間の終点、北海道医療大学にやってきてしまいました。ここも10月末に足繁く訪れた場所の一つですが、その話はいつかまた。
この駅は屋根つきの通路で北海道医療大学のキャンパスに直結しています。通路のホーム側入り口には改札があり、朝の時間帯は駅員がここに立って切符のチェックをしています。駅舎は別にあるのですが、大学が高台の上にあるので通路を通らざるを得ません。
土曜日ということもあってどこにも人はいません。でも大丈夫! 通路の途中にセイコーマート北海道医療大学店があるから、そこでなんか買って――
閉まっていました。
……あ、あれ?
よく見ると、ドアに営業時間が書いてありました。
『セイコーマート北海道医療大学店 (中略) 土曜・祝日・休日 休み』
本日、11月3日。土曜。
いぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!
まさかあてが外れるだなんて! 電気ついてないから通路怖いよ! 次の電車まであと35分はあるのに!!
……正直、発狂しかけました。幸い、今しがた着いた電車(これが折り返しで次の18時38分発札幌行きになる)はドアを開けたまま待機していたので事なきを得ました。721系の仕切り扉がこれほどありがたいと思ったことはありません。
[北海道医療大学18:38→札幌19:27]
実は北海道医療大学まで乗った理由はもう一つあります。
それは、「北海道医療大学から札幌までフルで自動放送を聞いてみたかった」からです。
JR北海道の電車では、乗り換え案内など一部を除いては自動放送が導入されています。男声なので妙に心地よく、個人的にはお気に入りです。
気動車時代はすべて肉声の放送だったので、札沼線の自動放送は今年から始まったばかり。前々から全区間録音したいと思っていました。
が、しかし。
自動放送使用せず。
初めの内は疑問にも思わなかったのですが、気が付けば肉声放送であいの里教育大を発車していました。時、すでに遅し。それじゃあ、石狩当別に引き返せば18:22には札幌に着いていたのに、わざわざ北海道医療大学まで乗って721系の車内で時間をつぶしていたのに、全部無駄!?
自動放送の有無は車両によるものなのか、はたまた『この列車は自動放送使わない』みたいな指示でもあるのか。謎は一向に解けないまま、列車は終着の札幌に到着しました。
[札幌19:30→桑園19:32]
出発から4時間半。予定よりも1時間近く遅れて桑園にまで戻ってきました。スムーズに行っても最低3時間はかかったのですから、いかに全駅コンプリートが難しいかお分かりいただけたかと思います。いくら暇人でも有人駅全駅制覇はかなりの苦痛です。まして学生だって暇じゃないわけですから。大抵土日はサークルがらみでつぶれるので、土日を自由に使える日は多くありません。
以上、入手までの経緯(いきさつ)でした。入場券を手に入れるだけの話なのに、なんでこんなに事件ばかり起きるんですかね……?
折角学園都市線のことを書いたので、次回から学園都市線の最後の1週間をつづっていこうかなと思います。
それでは。
補足:「全財産を入れた財布には~」…
当時の全財産は小銭を入れても13000円ほどでした。うそじゃないよ、ほんとだよ。
この旅で運賃含めて5000円近く散財しているので、生活が危うくなるところでした(早く買いに行けなかった理由の一つ)。
引き出しに使う預金カードをなくしていたのでその時はお金を引き出せない状態でしたが、日曜に通帳が実家から届いたので事なきを得ました。
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