入笠湿原からゴンドラ山頂駅方面へ。
富士見パノラマリゾートのほうから【ゴンドラすずらん】に乗ってやってくると、
この山頂駅に着くのだけど、
ここからすぐのゲレンデのスロープに、ドイツスズランの群生地が広がる。
すごいたくさん植えられているので、咲いていれば八ヶ岳をバックに壮観なのだけど、
この時はすでに開花のピークを過ぎ、ほとんど終わってた。
↑ こんな感じ(この時八ヶ岳キレイに見えてた!)。
手前の緑色部分がすべてスズランだけど、よく探さないと無い程度。
ドイツスズランの方が咲く時期が早い。
入笠湿原やお花畑の日本スズランの見ごろに合わせると、うまくいかないね
しかし、スズランが無くてもすぐお隣の【入笠すずらん山野草公園】に行けば、
山野草やもっと稀少で珍しい花がたくさん見られる。
この時見ごろだったのは、イチヨウラン(一葉蘭)。
↑ これから咲くのか?花弁が閉じたような状態
↑ 釜無ホテイアツモリソウ(布袋敦盛草)
山野草公園の実験園で大切に育てられている。
ホテイアツモリソウがあるのは、長野県・山梨県・福井県の3県だけであり、
長野県では富士見町(釜無山と入笠山)でのみ自生している。
そして釜無川流域の特産種は『釜無』が名付けられている。
ぽってり ぷっくりしている大ぶりの花。
専属ボランティアが種を採取して、増やしているそう。
絶滅危惧種。
↑ クマガイソウ(熊谷草)もあるよ
どちらも独特の形が面白いねー
↑ カモメラン(鴎蘭)
初めて見た。
しかも名前が「かもめ」って
鳥じゃん。
柵と網が設置されていて、近づけないのでズーム撮影。
この稀少種の山野草が咲いている場所は、薄暗く、傾斜があってしかも通路も狭い。
しかしそんな所で、じっと動かずに場所を独占して撮影しているジジィ人がいて、
みんな見たいのに見ることすらできず状態。
そのジジィ人、数枚撮ったら移動するだろう、と思って待ってたら全然動かず。。。
なので、テキトーな撮影しかできず。
他に、タケシマラン(2022年5月に撮影)もあったけど、花は終わってたし、とても小さい。
珍しい山野草も見たし、また歩いて山を下りなきゃならないから、
再び入笠湿原へ戻る。
今度はゴンドラ山頂駅から近道で。
近道を行くと、↑ の斜面に出る。
ここにもスズランが咲いていて、香りが谷からあがってきて、
すごい気持ちがいいんだよー
裾野は扇状地みたいになってて、キンポウゲの群落だし。
↑ ゴンドラ山頂駅を抜けて斜面上から湿原を望む。
遠くに見える白い木々はエゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)。
↑ キンポウゲ(金鳳花)の黄色
↑ ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)とキンポウゲ
今回は山登りの往復をゴンドラ使わなかったから、
料金節約にはなったけど時間が結構かかったね。
翌日も仕事だったので、ゆっくりできないというのもあったけど、
大阿原湿原には行けなかった(お土産も買えず)。
ゴンドラに乗らないとおみやげの山野草も貰えないけどねー
でも、もっと早く来て早朝にゆっくり回ることができそうなので、
次回はもっと早く来ようと思う。
(次は入笠山で見た生き物たちについて。つづく)
「お花倶楽部」いいネーミングですねぇ
クマガイソウやアツモリソウは育てるの難しそうですが、
国立市に住む友人の庭にクマガイソウが毎年たくさん咲きます。
特に何もしてないよ、と言います
しかも友人はこの花の名前知らない、と言うんです(教えてあげました)。
東京でも育つんですねぇ