中山記念(日曜中山11R)
中山記念は昨秋G1で好走した馬が格の違いを見せつけるも、これに金杯組が抵抗する図式。マイルCS④着エルトンバローズ、有馬記念4人気ソールオリエンスに、金杯③着マイネルクリソーラ、同④着ボーンディスウェイ、そして前走が海外G1③着、昨年の勝ち馬であるヒシイグアスを加えた5頭のうちのどれかを本命視したい。
阪急杯(日曜阪神11R)
馬券になった馬で前走が1400M戦だった馬は10年で12頭と少ない。しかし、好走率が低いわけではなく、そもそも出走頭数が多くない。今年も前走が1400M戦だった馬は半数以下にとどまる。
前記12頭のうち9頭は人気サイドの馬だった。穴をあけた馬(6人気以下)3頭は、ダート馬だったり、超ひさびさだったり、戦歴が東京、新潟、中京のみで右回りと遠征経験がない3勝馬だったりとそれぞれ買えない理由があり、当レースでは同距離からの臨戦で力負けした馬が巻き返した例がない。
他方、別距離からの臨戦で穴をあけた馬にはそれなりの理由があった。その距離で好走したが、その距離であったため軽視されたか、あるいは着順が悪い上にその距離であったため、当時人気があったことが軽視された馬である。たとえば、京阪杯4人気⑭着の馬が9人気で③着、シルクロードS1人気⑯着の馬が7人気で1着、ニューイヤーS14人気①着の馬が11人気で②着などがそれである。
以上の観点からすれば、京都1600M戦の洛陽Sで18人気⑤着のワールドウインズ、同レース4人気⑯着だったカルロヴェローチェ、そして連勝中だが長欠明けに加え、過去1200M戦しか走っていないことで人気を落としそうなサトノレーヴが穴馬候補となる。