5月3日
■今さらお金も危険だとか。政府が根拠のない情報を次々と後出ししてくるのはやめてもらいたいものだ。
■電子ノートを検討してみた。大きく分けると、電子ペーパーに特化したタイプとE inkタブレットという、タブレット端末上でアプリで使うものとがあるらしい。またApple Pencilのようなものもあり、これはペンだけで紙に書いたときのような書き心地を再現した優れものだが、iPad本体がE ink対応ではない。
■しかし、いま日本でも好評なE inkタブレットはどれも中国製だ。日本はだいぶ遅れている。中国製でもいいが、どのメーカーも日本に販売拠点がないのが致命的だ。
■いくつかレビューを読んだけど。どれも参考にならない。そもそもガジェット通というのは、不満があれば道具をとっかえひっかえしてるだけの人間です。いろいろ買って知識だけはあるので、あれがないこれがないと批判的だが、道具といかにして付き合うかの視点がないので、新しいものを買うことしか能がない。
■とはいえ、電子ノートはまだ発展途上のツールであることはたしからしい。
■私の学士論文は紙の電子化を可能にする分散OSの研究開発だった。あれからだいぶ年月が経ったが、当時の理想には遠く及ばないものになっている。紙が電子化されることでパソコンのようなものがこの世から消滅するはずだったが・・
■この種の研究ではマサチューセッツ工科大学の石井教授は抜けた存在だった。出過ぎた杭は打たれないとまで言われた。
■当時研究室を訪問して彼が開発したクリアボード1をいじらせてもらった。コンピューターの知識がどんなにあっても、こんなものは作れない。そういうものだった。私は遅刻しましたが、怒るどころか笑顔で迎えてくれたことを思い出します