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ゲーム依存は「病気」



世界保健機構がゲーム依存を「病気」にしたらしい。でも、この種の病気に医学的根拠なんて、まったくないですからね。たとえば、サッカーが好きで50歳過ぎても現役やってるカズはサッカー依存症なのか?あきらかに、そうではないでしょう。依存症は、結果として、金を失ったり、体を壊したり、会社に行かなくなったりするなどしないと、認められない。とはいえ、理想の体を求めて、無理な節制をして死んでしまったマッスル北村が、筋トレ依存であるとは私には思えないんですけどね。

依存される側に依存性があるものが依存症の条件になるんだろうか?薬物依存、ギャンブル依存、アルコール依存などはみなそうですね。しかし、薬物はともかく、ギャンブルやアルコールはそれなりにやっても依存しないというひとが多数派です。さらに、毎日ギャンブルやって、多額の金をバンバンつぎ込んでいたとしても、勝って儲かっていたら、そのひとはギャンブル依存ではないでしょう。ただの幸せ者です。

ところで、いくら病気になっても、依存性があるかないかすら問われないものがあります。食べものです。食べ過ぎて糖尿病になったら生活習慣病。要は、あんたが悪いと。もっとひどく食べ過ぎた場合は、ストレスが原因の過食症だのなんだの言われる。ほんまかいな。

いつだったか、マックが好きでマックのハンバーガー食べすぎて病気になったとかでマクドナルド社とやりあって敗訴したアメリカ人がいましたけど、誰もがあきれたやつだと思ったことでしょう。でも、これってどうなんでしょうね。むしろ痛いとこついてきてるんじゃないかと思うんだけど。

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