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東大の司法試験合格者数が減っている理由

10月20日

■昨日、弁護士事務所を舞台にしたドラマが終わりましたが、やはり最終回というのは難しいものです。でも、なかなかいいドラマだったと思います。

■ところで、昨年の司法試験合格者トップは慶大の152人でした。二位が東大の134人、三位が京大の126人。あらゆる試験において、東大が二位に甘んじるというのは信じられないことです。

■原則、今の日本では法科大学院を卒業することが司法試験を受験する資格となっているのですが、なんらかの理由で法科大学院に通えない学生のために予備試験制度というのがあります。これが現状、裏飛び級制度として利用されており、優秀な学生の多くが予備試験制度を利用して法科大学院に通わずして司法試験に合格しているのです。

■この予備試験組は司法試験合格率80%超。東大法科大学院が55%だから飛び抜けた数字です。予備試験の合格率は東大生ですら13%ですから、そんな難関を突破している時点で、司法試験合格はほぼ確実なわけです。

■予備試験組の出身大学はやはり東大が90人と圧倒的多数。慶大が45人、京大は13人しかいない。これがさきほどの司法試験合格者数に含まれていないわけで、これを含めると東大が慶大を逆転するわけです。



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