人生後半戦〜楽しみましょう

何でも日記の感じで戯れております

父の日。振り返って嘆いてみようか。

2020-06-20 21:46:00 | 日記
1日早い投稿です。

父は旧国鉄職員で、機関車の運転手であった。

週の半分は米子、小郡で折り返しの宿泊をしていたからあまり家には居なかった。

子供の頃は町内の子供会や野外スポーツ少年団の活動が盛んで、保護者のみなさんは大体母親だ。

それでも父が休みの日にはよく海水浴へは連れて行ってもらった。

素潜りが得意で、なかなか上がってこないから「まずいでぇ」とざわめき始めたら上がってくる。

サザエにボベに、両手いっぱいに抱えて。



兄が高校進学で父とやり合った。トップクラスの成績にもかかわらず、若干成績の劣る彼女が受験する高校に行く、と言う。

その時、父の容態がおかしくなった。救急車を呼ぶと脳梗塞だった。


私が大学入試に受かった際、合格通知をずっと枕元に置いていた。私が体調を崩し中退した時は、もう1年分学費を振り込んでいた、と後から母に聞いた。(これって、履歴書詐称?)


定年後、喘息、糖尿、病が続いた。

私が結婚して3年目、子供を授かった。ちょうど祖父の何回忌だったろうか。身重の妻を心配して先延ばしにした。

その途端に癌が父の身体を蝕んだ。そしてお腹の中で命の鼓動を響かせる娘の前で、息絶えた。65歳。

父の納骨の日。親戚がほとんど集まった。父は8人兄弟、母も6人。従姉妹従兄弟合わせると大層な人数だ。

その日、朝から妻が激しいつわりにみまわれる。

生まれた。父と入れ替えのように。。。父が累代の安住の地へ行く様は目にできなかったが、親戚中がお祝いに駆けつけてくれた。妙な時間だった。


時は過ぎた。私も父親ではあるが、もはや実態としてはそうではない。

見出しの写真は、4歳の娘と2歳の息子(当時)が父の日にプレゼントしてくれた物だ。
今でも大事に取ってある。

写真は出せないが、行きつけの楽器店でギター講座を娘が受講していたという。その時の写真をメールで貰った。

私が初めて手に入れたギターを抱えていた。置きっぱなしだったギターだ。素直に嬉しかった。

いつか親子で一緒に。そんな日を夢見ながら。

叶えば良し。叶わなくても良し。寂しくても良し、期待を持つのも良し。

誕生日だろうが記念日というものに無頓着ではあるが、子供だけはやはり違うかな。

もう若くないね。親父の歳まで両手の指は何本か折れている。

父の日。父のアルバムに目を通す。死んだその日以来か。楽しそうだ。息子の私が知らない笑顔がある。そして訳の分からない機関車の構造図やら説明できない設計図やら。勉強家だったという話は母から聞いているが、半端ない。戦時中で兄弟が多かったから尋常小学校卒だが、頭のいい人だった。遊びもよく知っていたぞ(笑)

父の日か。母親とはまた違う。
過去と未来を巡る良き日となれば幸いである。今はそれ以上望まない。

今は。。。。である。

未熟だからこそ先がある。

2020-06-19 17:20:00 | 日記
最近落ち込んでいる。
やっと小さなライブができたが、しばらくの休息は腕が鈍る。と言うより、衰えているのが良くわかる。

加えて、一番楽しかったバンドは解散はしていないが、全員が揃うことはもう無い。

誘われて一緒に音楽を楽しんでいるが、比べてしまう。

楽しくない、のである。

去年、寄せ集めバンドのメンバーと演奏した曲。PYGの「自由に歩いて愛して」

心の扉ね。自由ね。そうだな。
ここまでストレートなロックは未だに聴いたことがない。とにかく突っ走っているから気持ちも走る。

ザ、タイガースの「怒りの鐘をならせ」

もう直ぐ還暦、肉体的な衰え。加えてコロナ。

いやいや、個人経営で苦しんでいる母親や同級生達の踏ん張りを見ていると、心の怒りが聞こえるようだ。


ある一点のつまづきがそれまでの過程を否定してしまう。


ブログとはありがたい物だ。平気で愚痴を零せる。

こうやって書くことで落ち着ける事もある。


さてさて、新しい自分を。。。。いつまでも未熟でいいのだ!

と、勝手に信じ込む。。。。

楽しいのだろうか?今の世の中。。。。

2020-06-18 12:55:00 | 日記
たまに趣味で麻雀のオンライン対局を楽しんでいる。
とにかくいつも相手が4人揃うので、本当に人間相手なのか、見せかけのAI相手なのかはわからない。

若い頃は本当によく打った。もちろん手積みでイカサマなんかやり放題の最後の世代では無いだろうか。イカサマも結構頭を使うし、練習も半端なくする(笑)


大学進学で兄が住む東京へ。兄に連れられて麻雀協会へ通うようになった。
もちろん競技麻雀だから、レートはない。実績で段位を上げると言うものだ。

会長は結構有名な作家で、後に分かったのだが、春風亭小朝さんの父君であった。


さて、会長のお気に入りであった兄が働く、麻雀で有名なT書房で私もアルバイトを始める。
芸能人やら有名人やらの対局譜を取るのだが、生身の人間が勝負をかけていると素顔が面白いように見える。

「あ?ーーーー、」「ウッシッシ」

ここに賭けられているのは負けず嫌いという自尊心だろう

勝負に関係ない客目線だから、牌譜をとっている方の手の内はわかるが、他の方も目の動き、頬の揺らぎで「あれ〜?😁」っと、想像をかき立てられる。。


オンライン。

会社勤めの頃、資料は全てランサーバーにおいてある。なので学習発表のような会議のためにわざわざ本社まで行く必要はない。Skypeオンラインで会議してほしいと訴えていたが、幹部が顔をそろえることが良いのだ!と却下され続けた。


ただ、日常においてはどうなのか。先日もバンドの相方とやり合ったが、その表情と言葉は生だと小さな目線の動き、顔色の変化で受け止め方が全く違う事になる。

恋愛もそうではないだろうか。第六感に訴えるものは、画像なんかじゃ測れる物じゃないし、ましてや生でのやり取りですら理解し合える物ではない。


話は飛ぶが、マスコミもコロナ報道はいい加減にしてほしい。元マスコミ関係者だから大体わかる。何を企んでいる?と思わざるを得ない。
は、置いといて。

人と人の温もりは、同じ空間にあるからこそ真っ当に受け止めあえる。


イレブンPMという深夜番組で、思春期を過ごしたあの頃。

あれこれ制限に制限の圧力を加えられたこのご時世。

表現とは何なのか。我儘なのか、発散なのか、あるいは啓発なのか。

自由とは何なのか。やはり同じ事なのか。



つまらない世の中、とは言いたくはないぞ!まだまだこれから!!







ひとりレコード祭り

2020-06-10 16:43:00 | 日記
昨日6月9日は「ロックの日」だったんですね。

お酒の方は数年前から断っているので、1日遅れで音楽でロックを。

朝からYouTubeをしばらく楽しんでいたが、振り向けばそこにレコードもプレイヤーもある。

聴いちゃえ。

流石にレコードだけあって、みんな古い!

針を落とす。バチバチ、ツツー。。。っていい音。だけど、いつ変えたかわからない針。ま、いいか。

で、まずはストーンズ。カッコいいなぁ。ハンパない。ツェッペリン、パープル、、、気分は中学生である。

しかし、やはりここはジュリー。声が若い。毎年広島のライブを(去年は広島、出雲と2日連続で)楽しませていただいているが、全く衰えない歌唱力は、ミックジャガーより凄いと思う。今年は中止かぁー。。。残念(切腹はしない)

そのうち「あ、これも」などと手にしては伊藤つかさちゃんやらレイジーやら。

ちょっと落ち着こう、と大橋純子さん、水越恵子さんと続く。




雑誌の付録に付いていたソノシート。デモ演奏の講師はあのChar様。
流石に針を落とすのは怖いので、眺めるだけにしておこう。

そうかEPも聴いてみよう。

となったら、ロックどころではない。

弘田三枝子、伊東ゆかりに山本リンダ、いしだあゆみ(敬称略)などなど歌謡曲へ。
挙げ句はドリフターズだ。荒井注、ええな。志村けんさんの訃報が脳裏によぎる。

ここではたと「いまなんじ?」〜〜そうねだいたいねぇ。。。。夕方。。。。

何時間聴いとるんじゃ?

よくよく考えれば、耳にしようと思う歌はこの頃で止まっている。

やはり心にしっくり来るのだな。


歌は世につれ

それぞれの世代にはそれぞれの歌がある。幸せなことだ。

来た道を振り返る…その先は。。

2020-06-01 14:22:00 | 日記
新しい事に興味を持つ。
それが多ければ尚のこと刺激がある。
ただ、面白いと感じ、続けようと思うことは狭まってきた。若い頃のような吸収力も薄れたし、何より気力が保たない。
二十歳の時に原因不明の心臓発作を起こした。異常は無く今で言うパニック症候群(当時はそんな病名はなかった)で、今も服薬を続けているから、人並みより早く脳みそが老け込んでいるのだろうか…。


ちょくちょく似たような夢を見る。いや、普段もひとりでいると脳裏に浮かんで引きずってしまう。

訳あって、子供たちともう何年会うことや声を聞くことがないのだろう…。娘とは高校卒業後の進路相談の電話を、息子とは「高校の文化祭でバンドをやるからベースギターを貸してくれ」とお願いされ、バンド仲間から借りたものを渡しに行ったのが、真面に触れ合った最後だろうか…

娘はすでに嫁いでいるという話は友人から聞いた。
息子も一昨年、高校の教員になった。これも友人から聞いた。

父親としては、この時点で失格である。


私が大好きな歌。ジュリーの「ある青春」
https://youtu.be/rz0qqvL24ng

若い男女の悲恋の歌だ。

この歌を最初に聞いたときはまだ子供だったので、意味もわからず「綺麗な歌だなぁ」って聴いていたが、今は何故か自身の若い頃を呼び戻されてしまう。

会社もそうだ。先輩より早く出世して、その中の1人から会うたびに嫌味を言われた。もちろん飛び越されるが、その先輩が役員になり会社の雰囲気が一変して去っていくものが出始めた。いつしか私も体調を壊し、辞めた。

あれだけ愛着を持って過ごしていた時間は、自らの判断で断ち切った、という事だ。

ただ、同時に時間というものに常に巻き込まれながら生きている。自身の時間は産まれたという時から変わらない。

沢山ある交差点を嫌でも渡って来た。

この先はさほど大きな交差点は無いだろう。だからもう少し気楽に歩んでみたい。

そう出来ない事だってざらにはあるだろうが
行く道がひとつに絞られるまでは、可能な限り笑っていたいのだ。

それが自分で探し当てたものでも、与えられたものでも。



などと、日頃の鬱憤ばらしにブログを書く、と言うのはいかがなものかと思ったが、匿名性のある空間に自分を少しさらけることをやってみたくなった。

失礼な事かな、と思うが、これも自分の判断。