現在検討中の(仮称)小坪2丁目県有地公園整備の市民説明会での資料が市議会へ提供されました。
基本方針は、遊具などの整備を行わず、広く開けた土地を最大限生かした災害時に柔軟に対応できる公園とするとともに、広域的な公園としての位置付けの下、地元住民以外の方々も広く利用できるよう駐車施設及び公衆トイレを設置するとしています。
最低限の管理用道路と園路、階段を整備。
駐車場は一般車両を7台、5台、3台の計15台。身体障害者用を2台を整備。
公衆トイレは男子用小1大2、女子用2、バリやフリー用1を1カ所整備。
管理用倉庫を1つ設置。
総事業費(用地購入、工事請負費、樹木伐採、維持管理費)は約5億円で、その内4億9千5百万円は起債(借金)となり、国や県からの補助金や交付金は無く市単独の予算となります。
また、年間500万円の維持管理費がかかります。
参考までに、平成24年度、25年度に実施された第一運動公園再整備事業は約7億9千万円で内、国県補助が4億2,600万円で起債(借金)3億6千万円です。
公園維持管理費については令和6年度の予算では第一運動公園維持管理事業は588.8万円、池子の森自然公園維持管理事業640.3万円、披露山公園維持管理事業211万円、蘆花記念公園維持管理事業245.5万円となり、小坪2丁目県有地公園の維持管理費500万円が非常に高額なことが分かります。
活用に向けた方針では「当該地の軽易な維持管理や日常の草刈り活動など地元住民を主体としたアダプトプログラム(里親制度)による公園の維持管理をお願いする。」としており、維持管理費の抑制に地元住民の協力は不可欠です。
地元住民を中心とした買取の署名が多数集まったからと言って、逗子市の総合計画にも無い公園整備に市単独事業として5億円かけて整備し、年間500万円の維持費を掛けることが妥当かどうか、冷静に考える必要があると考えます。