逗子市では効率的で財政面での効果を考え、葉山町、鎌倉市と連携したごみ処理を進めています。
来年3月から始まる、生ごみの分別収集は燃やすごみを減らすために、葉山町に生ごみ資源化処理施設を整備し、 そこで微生物による発酵・分解により、生ごみを減容化して堆肥化します。
できた堆肥は、市内に堆肥置場をつくり市民の皆さんに利用していただくことで、資源循環を図る計画になっています。
その葉山町の生ごみ資源化処理施設建設工事が遅延し、というより工事施工業者も決まっておらず、全く工事が始まっていないことが明らかになりました。
本日、葉山町議会「クリーンセンター再整備に関する特別委員会」が開催され、町議から担当所管へ、工事期間延長の責任や工期延長期間、契約金額変更や違約金等の質疑があったものの、どれもまともな回答が出来ませんでした。
心配になったのは、資料として提示された「仮に6月まで工期延長した場合のスケージュール」です。
工事業者も決定していない中で一担当者の判断で作成したもので、議員の指摘に対して「取り下げましょうか。」と開き直りともとれる答弁を行いました。
契約先である(株)共和化工と工期延長も契約金額の協議も行っていないようです。
生ごみ資源化処理施設の建設改良費については逗子市と葉山町が人口比で按分して費用を負担します。
しかし、今回の理由も明らかにされない、事務の怠慢ともとれる工期の遅延により工事金額があがったとしても、「逗子市は一切払わない。」と葉山町へ伝えています。
逗子市の令和7年3月からの分別収集は、予定通り開始し、逗子市の生ごみを葉山町で受け入れ、緊急的に民間資源化処理施設で資源化することで対応するとの事です。
ただ、葉山町の説明を聞く限り、来年7月からの生ごみ資源化処理施設の本格稼働も怪しく、最悪の事態も考える必要がありそうです。