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逗子市議会議員 菊池俊一 ブログ

一般質問原稿

本日行った一般質問にて、

市長より「来年、令和4年の逗子海岸花火大会は休止する。」との発表がなされました。

残念ですが、準備には4~6か月必要であり、現在の状況では仕方ない判断だったと思います。

さて、一般質問の原稿は以下の通りです。

市長、教育長の答弁については後日、報告させて頂きます。

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令和3年第4回定例会の一般質問を行います。

まずは、一般質問の機会をお与え下さった、同僚議員各位に感謝を申し上げます。

それでは通告に従って質問に入ります。

 

1番目の質問は「総合的病院の誘致について」であります。

総合的病院の誘致は市民の悲願であります。

 私は2002年の初当選以来、市議会議員として総合的病院進出断念を3回経験してきました。

2005年の国家公務員共済組合連合会の逗子共済病院の断念

2009年の聖テレジア会の逗子聖ヨゼフ病院の断念

2020年の葵会の葵逗子病院の断念

であります。

 この3回の総合的病院誘致については地元逗葉医師会が計画途中に反対を表明し、結果進出断念の大きな理由の一つとなりました。2005年の国家公務員共済組合連合会の逗子共済病院の進出断念の理由には「逗葉医師会が賛同してい頂けない状況から断念します。」と明記されています。

 一方、2018年に逗葉医師会は「市民のニーズに応えられる病院であれば賛成という立場です。」と表明し、「大きなプロジェクトである病院誘致に関しては、改めて市民代表、医療福祉関係者からなる誘致委員会を立ち上げ、10年20年後の医療環境を見据え本当にどのような機能の病院が市民にとって必要かを十分に検討したのち広く病院を公募してからでも遅くありません。」と公式に述べられています。

これまでの経緯を踏まえれば、総合的病院誘致実現の近道は、医師会と市民と行政が地域医療について話し合う場など設置せずに、その権限全てを逗葉医師会に与える事だと思います。

そこで質問は、

総合的病院は、逗葉医師会が求めている市民のニーズに応えられる病院を誘致することこそ、実現の近道と考えますが、市長にご所見を伺います。

 

2番目の質問は「池子問題について」であります。

1つ目の質問は池子の森自然公園緑地エリアについてであります。

 池子の森自然公園緑地エリアは多くの生物が生息している自然環境を守るとの理由で、オープン当初から土・日・休日のみの限定開園とし、今年9月からは試行的に水曜日も開園されています。

私はこれまで、逗子市都市公園条例に定められた通りに開園すべきと主張し、平日開園やホタルシーズンの夜間開園を求めてきました。

先日の基地対策特別委員会において、すでに来年3月まで延長を決定していた池子の森自然公園緑地エリアの毎週水曜日に行っている試行的開園について「令和4年度以降についても水曜日の開園を継続していく方向で考えている。」との答弁があり、平日開園に向けて大きく前進したことに喜び、関係者の皆様のご努力に感謝致します。

 さて、逗子市PTA連絡協議会より11月1日付で「池子の森自然公園の利用について」の要望書が市長及び教育長へ提出されています。

そこには、平日の開放、小学3年生の理科の学習「こん虫をしらべよう」の学習の一環としてのホタル観察会の開放、キャンプの許可、火気使用の許可が要望されています。

私としても、ぜひ、実現して頂きたい内容です。

そこで質問は

逗子市PTA連絡協議会から提出された「池子の森自然公園の利用について」の要望書にある個々の要望についてどう考えているのか、市長及び教育長のご所見を伺います。

 

2つ目の質問は池子の森自然公園スポーツエリアのテニスコートについてであります。

 逗子市は池子の森自然公園内運動施設整備について防衛省へ「特定防衛施設周辺整備調整交付金を維持管理費に充当し、テニスコートを補修したい」との要望を出しています。

 現在の計画では、ハードコートのままでの補修を考えているようですが、日本のテニスのコートの主流は水はけの良い、オムニコートと言われる砂入り人工芝です。現在の池子の森自然公園のテニスコートの一番の弱点は水溜まりが出来るということで、ハードコートまま補修したとしても水溜まりの問題は解消されません。補修するのであれば現在ある問題点を解決する方法を探るべきです。私はオムニコートで改修すべきと考えます。普段からテニスをなさる市長であれば、そのあたりの問題解決の方法は私よりも把握されていると思います。

そこで質問は

池子の森自然公園のテニスコートの改修について、どういった方法があるのか、市長に伺います。

 

3番目の質問は「逗子海岸について」であります。

1つ目の質問は来年度の逗子海水浴場についてです。

 現在、逗子海水浴場の運営に関する検討会で、今年の反省を踏まえ、来年度の逗子海水浴場の開設に向けて議論がなされています。

そこで質問は

 先の定例会において、私が指摘し議論した点を踏まえて、来年度の逗子海水浴場開設に向けて外国人警備員、海上警備の配置、たばこの規制、開設期間や営業時間等について、現在どのように考えているのか、市長に伺います。

 また、水上バイクの問題について何点か指摘し、提案もしました。この間、動きがあったものがあれば、ご報告下さい。

そして、逗子海岸営業協同組合が進めているブルーフラッグの取得について、現在の進捗状況を、市長に伺います。

 

2つ目の質問は逗子海岸花火大会についてであります。 逗子市民が一番楽しみにしている市内のイベントと言えば、逗子海岸花火大会です。 昨年、今年と東京2020オリンピック・パラリンピックの開催と新型コロナウイルス感染拡大防止の点から、中止の判断がされました。

 昨年12月11日に逗子市観光協会会長が「2022年の開催については、今後の新型コロナウイルス感染拡大状況を見ながら拡大防止対策も含めた安全・安心を最優先に確保しつつ、皆様に喜んでいただける花火大会に向け、検討してまいります。」とプレスリリースしています。  この議会が終われば、予算査定の時期に移る訳ですから、来年の花火大会について、一定の判断はされているかと思います。  そこで質問は 来年、令和4年の逗子海岸花火大会は開催されるのか否か、市長に伺います。

 

4番目の質問は「小中学校について」であります。

 10月1日逗子市PTA連絡協議会より「市内通学路の交通安全に関する質問・要望書」市長宛に提出されました。これは千葉県八街市の市道で2021年6月28日、歩いて下校途中の児童の列にトラックが突っ込み、男女5人が死傷する事故が発生したことを受けて出されたもので

要望書には

市内各校の通学路には様々な危険が潜んでおり、対策を推進する必要があると認識している。逗子市としての取り組み⽅針・計画・状況について確認したい。併せて、ひとりひとりの市民の命を守ることはもちろん、市⺠⽣活の向上と豊かな街づくりに向けて、連携して取り組んでいくことを要望する。

としています。

一方的に逗子市に対して危険個所の改善を促すのではなく、保護者も一緒になって問題解決に向けて連携したいとの思いを込めた要望書になっています。

 まずは、指摘されている危険個所を道路管理者である担当、教育委員会、保護者が一緒に確認を行うことなど、それぞれの知恵を出し合って少しでも改善する方法を探るのも一つかと思います。

 そこで質問は

 この、逗子市PTA連絡協議会から提出された「市内通学路の交通安全に関する質問・要望書」について、市長・教育長のご所見を伺います。

また、行政・教育委員会が保護者・児童生徒と一緒に交通安全を考える機会に「シティリペア」の考えを取り入れてみたらどうかと思います。

逗子でも過去に数回、講演会を開いている

アメリアオレゴン州ポートランドで始まった「シティリペア」。交差点をカラフルにペインティングし、コミュニティの共有空間を物理的に生み出す手法「交差点ペインティング」については2018年の逗子アートフェスティバルで講演会を開催した以降、市民の関心も高く、数回にわたって逗子市での講演が行われています。

 そこで質問は

「シティリペア」「交差点ペインティング」を実際に通学路の危険個所で行うのも、逗子市と保護者・児童生徒が一緒に交通安全を考え、つながりを強める事業として有効だと考えますが、市長のご所見を伺います。

 

5番目の質問は「まちづくりについて」であります。

 現在、JR逗子駅周辺ではJRと民間事業者によるビルの建て替え計画が進行中です。

 私は、民間の事業とは言え、多くの逗子市民が利用し、今後も逗子市の顔となる場所であることから、逗子市が逗子駅前地区の絵を描くべきであり、積極的にイニシアチブを取るべきと令和2年第4回定例会の一般質問で訴え、

市長からは交通環境悪化につながることなども懸念される。

JR逗子駅は、まさに逗子の顔であり、民間主体の事業であっても、行政として、歩行者や自転車の安全、駅前の快適性や利便性といったものを高めることが重要。公共空間や歩行動線の確保などに配慮した建築開発が必要になることから、適切にしっかりと関わっていくべきと考えている。との答弁がありました。 

 本年度は、都市計画策定事業中、専門的な知識経験を有する者からの助言を受けるためのアドバイザー謝礼金の計上とJR逗子駅前歩行空間等向上のための基礎調査及び逗子市内交通渋滞対策予備調査が事業化され、公民連携によるプロジェクトとして進めていくためにJRと民間事業者、逗子市による3者による定期的な協議の場が設置され、現在進行中とのことです。

 そこで、質問は

JR逗子駅前周辺の再開発・再整備について逗子市の考え方と、現在の進捗状況について、市長に伺います。

 

6番目の質問は「桜逗会館について」であります。

昨日の本会議にて「議案第55号 逗子市地域活動センターの指定管理者の指定について」は全会一致で可決されました。

 一方、「桜逗会館」については今回の提案には含まれていません。

総務常任委員会における議案第55号の質疑では

今回桜逗会館が提案に至らなかった理由として

 9月の公募の際、申請があったが、改善の必要性があるため調整したが間に合わなかった。

 申請書の受理後、指摘をし、改善案を考えている。

 指定管理は団体として指定を受ける。個人の方に事務が偏らず、団体で事務を行って頂きたい。

 現在協議中で、次の第1回定例会で改善した上で提案したい。

 公の施設として、団体の民主的、透明性が確保されることが必要と考えている。

との答弁がありました。

この答弁を読み解けば、

 現在の桜逗会館の指定管理者である桜逗会館運営委員会は代表者が個人的に事務作業を行い、民主的、透明性が確保されていない。と言うことになります。私が、何年も前から散々訴えてきたことが、やっと理解されたようです。

現在の「桜逗会館運営委員会の代表」が解任されなければ、正常な運営は困難出ると考えます。

そこで質問は

 桜逗会館の指定管理者については、桜逗会館運営委員会の現在の代表が関わる以上は指定管理署としてふさわしくないと考えますが、市長のご所見を伺います。

 また、桜逗会館につては無理に来年の第1回定例会に指定管理者を提案するよりも、一度、逗子市が直接管理運営し、仕切り直したうえで指定管理者を募集することが公共施設として正しい方法と考えますが、市長のご所見を伺います。

 

以上、登壇しての一回目の質問と致します。市長、教育長におかれましては、明瞭なご答弁をお願い致します。

 


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