3月29日、逗子市は浄水型ウォーターサーバーのレンタル事業を行うウォータースタンド株式会社と「プラスチックごみ削減の推進に関する協定」を締結しました。
この協定は、逗子市とウォータースタンド株式会社が連携し、市内公共施設6箇所(体験学習施設スマイル、逗子アリーナ、図書館、市民交流センター、沼間小学校区コミュニティセンター、小坪小学校区コミュニティセンター)にウォーターサーバーを設置し、マイボトルの利用を促進することにより、ペットボトル等の使用抑制を図り、プラスチックごみ削減を推進することを目的に締結するものです。
設置された商品は「ナノスタンド」で月3,300円のレンタル料金が2年間無料で利用できます。
6台なので475,200円が無料となる計算です。
ただこの「ナノスタンド」は新規の申込み受付は終了していて、エコの観点から電力を使用することは考えておらず、冷水、温水の機能は無く、常温の水しか供給できないので、一般的なウォーターサーバーを期待する利用者からすると、戸惑うでしょうし、そもそも利用想定を理解するのに苦しみます。
ペットボトルの水を購入する人が、マイボトルを持参して水を入れ、家に持ち帰って冷蔵庫で冷やしたり、温めたりする?
そもそも、マイボトルに氷を入れて持ってきて、水を入れて冷やして飲む?
ウォーターサーバーには流量計を設置し、使用量をもとにプラスチックごみの削減効果を市ホームページ等で公表します。
2年間の協定終了後、なし崩し的に契約し、レンタル料を支払わないように、どういった成果があり、どういった用途で利用されるのかも含めて検証して頂き、ウォーターサーバー設置の入札は必須と考えます。
設置された詳細な場所ですが、
体験学習施設スマイルは事務所のあるラウンジの左奥。
逗子アリーナはトレーニングルームの受付の左手奥。
図書館は2階のトイレ入口左手。
市民交流センターは自由スペースの右手奥。
沼間小学校区コミュニティセンター、小坪小学校区コミュニティセンターは未確認です。