元航空自衛隊幕僚長である田母神俊雄氏は、幕僚長時代に書いた論文の内容についてマスコミに取り上げられ、更迭された方であり、その報道の際には私もその詳しい内容も知らずに「問題だ。」と感じた経緯があり、その後あるホームページを見たことがきっかけで、事の本質はもっと違ったところにあり、ぜひ講演を聴きたいと思ってネットを調べた時期もありました。
今回、逗子で開催されると聞き、申し込みをしました。
１０分前に会場に入ったときには５５０名入る席はほぼ満席であり、注目の高さを感じました。
田母神氏の話や人柄はマスコミ報道されたそれとは全く異なり、物腰が柔らかく、ユーモアがあり、でもしっかりとした信念をもった方だと感じました。
講演内容は歴史観を中心に更迭のこと、自衛隊のこと、外交のことであり、特に歴史については事実を判り易く羅列することにより、何が真実で、何がでっち上げであるかを検証することが出来ました。
教科書にも記載されていない社会、歴史を教えた逗子小学校、久木中学校の教師より数倍、勉強し、研究されていていると感心させれら、もう一度歴史を勉強したいと感じさせられました。
今の日本の政治家や官僚に対して、「事なかれ主義で、文句を言われることはやらない。」、「志を高く持って、困難・大きなことにチャレンジすべき。」「自分たちの国を守ることが出来なければ、伝統文化を守ることは出来ない。」との話には、ただただ、うなずくだけであり、こういった方が航空自衛隊のトップであったことは正しい人選であり、一部の極端な思想の人間やマスコミによって更迭されてしまう、日本こそおかしいと強く感じました。
逗子もこれに近い状況であり、私自身がなぜ市議会議員を目指したのか、自分に問いかけられる、とても貴重な講演でした。
