逗子市議会議員 菊池俊一 ブログ

海岸の規制条例が可決

 本日、第一回定例会が開かれ「議案第10号 安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例の全部改正について」が賛成多数(反対1)で可決されました。

 これによって海水浴期間中の逗子海岸でのスピーカーを使っての音楽禁止、飲酒禁止、刺青禁止、BBQ禁止になりました。

 採決に先立ち、私は以下の賛成討論を行いました。

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「議案第10号 安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例の全部改正について」賛成討論

 只今議題となっております「議案第10号 安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例の全部改正について」賛成の立場で討論に参加します。

 9年前、ライブハウス海の家が出店して以来、逗子海岸の騒音苦情が増加し海の家の営業形態自体が変化してきました。
 この間、近隣住民の苦情の声を逗子海岸営業協同組合は真摯に受け止めるどころか、クレーマー扱いし、その声を無視し続けました。
 その結果、近年ではライブハウスに止まらず、高いアルコール濃度のお酒を飲みながら大音量の音楽でダンスを踊るクラブ化した海の家も出現し、逗子海岸の風紀の乱れ、治安の悪化は顕著になり、昨年7月14日には殺人事件が発生し、逗子市民のみならず全国的に問題のある逗子海岸との印象を与える結果となりました。
 この間、逗子市は海水浴場設置者として海岸組合に営業時間の短縮や音楽営業の自粛を求めてきましたが、全く応じませんでした。

 今回の規制強化は、騒音をまき散らし、風紀や治安が悪化した逗子海岸を本来の穏やかな姿に戻したいという多くの市民の声を受け、逗子市は神奈川県、警察と協議し、その原因・有効性をしっかり把握した上で、何よりも安心安全が第一として決められたものです。
 海岸組合として、利益を追求するのはもっともなことですが、逗子海岸が公共の場であり、海の家を営業する前提条件である海水浴場の設置を逗子市が税金を投じて行う以上、今回の規制強化は公共の利益を優先したやむなしの結論です。

 しかし、残念ことに一昨日、逗子海岸営業協同組合はこの条例改正の制定の差し止めを求める訴えを横浜地裁に起こしました。
 その訴状を見るにあたり、海岸組合の無責任で身勝手な主張にはただただ呆れるばかりで、過去数年間、自主ルールに任せたばかりに、逗子海岸がここまで酷くなった原因の一つが海岸組合の体制にあるのが分かるのではないでしょうか。

 また、今回の提訴は総務常任委員会で付帯決議した、「逗子海岸営業協同組合との協議の場をつくり、協力を得られるように努めること。」の実現を海岸組合側が事実上拒んだ事になり、非常に残念であります。
この際、逗子海岸営業協同組合とは徹底的に裁判で争って頂き、逗子市の勝利と本条例改正案が裁判所によって認められ、多くの逗子市民が望む「波穏やかなファミリービーチ」実現のために本条例改正が役立つことを期待して賛成討論と致します。

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