私の農作業の中ではジャガイモとタマネギの栽培が大切だ。共に料理の中心的作物だし栽培もそんなに手間がかからない。昨日にはジャガイモを植え付けたばかりだ。久しぶりに農作業をして随分疲れた。畑の畝作りは力仕事だ。雨が降ってないし乾燥した畑は固い。肥糧を蒔き畝作りをしただけでへたばった感じがする。ジャガイモを植え付けるにも大きいのは半分に切り、小さいのはそのまま植え付けていく。その作業は家内任せにした。適当に感覚を空けてジャガイモを落とし込んでいく。都度二畝が埋まるように指示して置いたが、家内も作業慣れして上手く行った。
私は大した作業をしたわけでもないのに本当に疲れてしまった。お風呂に早く入りたく思いまだ日の高いうちに入浴を済ませた。着換えをして早い夕食も済ませた。やれやれと言う思いで早く寝たらしい。息子が食事に誘ったのでこんなに朝早くに食事かと言ったら晩飯だよと言う。何時も朝ごはんが遅い息子を嗜めた積りだ。私は久しぶりの農作業で疲れ切って時間的感覚が狂ったらしい。朝夕逆転感覚は初めての経験だ。実際に夜と朝とを取り違えたのは初めてで我ながら驚いた。これも老耄の一種かと思う。まあしかし、ジャガイモを植え終えたのは嬉しい。近所の人がジャガイモを植えたと言うのを聞いて早く植えなければと言う気持ちだったのだ。