しまおは時々怒っている

猫の闘病記録がメインですが
多趣味なので色々雑に書いていきます

しまお入院記録2

2020-07-04 09:41:00 | 
入院翌日のお見舞い。

診察室に連れてこられたしまお。

艶のない乾いた毛並み。
脱水が進んでしゅん膜が戻りにくくなった
虚な目。
鳴き声も無く
立つこともできず、よろよろと力なく
診察台に横たわる。

時々診察台を眺め回し
身の置き場がないような顔をして
一瞬私を見上げる。

先生から
昨夜からかなりゆっくりと点滴を
落としているが、体が受け付けない事
胸水が溜まって呼吸に影響が出ている事
このままでは本来の病気の治療に移行するまで体がもたないかもしれない事。

真っ白な頭に
何秒か遅れてゆっくりと頭の中に
先生の言葉が落ちてくる。

この危機を脱するための治療中に
命を落とす可能性もありえるが
しまおの生命力次第だと。

ほんの1ヶ月前は
元気に私の腕を噛み、家中を走り回り
なんの問題もなかったように見えた。

何が悪かった?
何を見逃した?

ひたすら馬鹿な飼い主である自分を
嫌悪した。

いっそ今この場で連れて帰ろうかという
私に
「今連れて帰った場合
その先は死しかありません」
と、ゆっくり、はっきり答える先生。

まだ治療の余地があるなら
もう1日だけ…どうかお願いします。
信じて、病院を後にする。




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