第12回和泉母親大会が2月23日(土)和泉シティプラザにて開催されました。 <o:p></o:p>
今年のテーマは、和泉市が学校給食運営検討委員会を設置して、学校給食の民間委託も視野にした検討を始めている中で、「もっとよく知ろう、和泉の学校給食」としたもので、市職労現業支部調理員分会の役員が講師を務め、学校給食の調理現場を映したDVDを見ながらの話をしました。野菜を丁寧に丁寧に洗う、コロッケなどの揚げ物は一つずつ中心温度を確認する、出汁は北海道昆布を使う、ハヤシライスのルーはバターを溶かすところから全て手づくりというこだわり、それらを大きな釜と巨大なスコップでかき混ぜる作業…給食調理の大変さや責任の重さをあらためて実感できた内容でした。また、生徒が学校で育てた野菜を給食に使う、生徒が考えた献立や日本各地の郷土料理が給食の献立に登場することもあるそうです。調理員である役員は、これらのことは自校直営だからこそできること、また、給食は国語などの教科書と同じ様に「食育」という授業の教科書だと話し、また、別の役員からは「自校直営で調理員が市の職員だから、食材について、給食の内容について教育委員会に対等にものが言える。委託になればそうはいかない。」との話をおこないました。<o:p></o:p>
会場からの意見交流では、学校給食がない中学校では、お弁当を持ってこられる生徒と持ってこられない生徒の間で格差ができ、それが子どもたちの健全な成長を阻むこと、給食だけは全ての生徒に平等でなければならないというお話や、栄養士・栄養教諭のいない学校では食材の管理やアレルギー対応などは調理員の負担になっているが、民間委託になればどうなるのか心配、給食の検討委員会が行われているらしいが、検討するなら給食に携わる人数をもっと増やす検討をしてほしい…など、学校給食の意義や民間委託への不安などが次々と出されました。<o:p></o:p>
後半は学校給食の試食会で、前半で見たDVDで紹介されたルーから手作りの「ハヤシライス」と生徒に大人気の「フライビーンズ」に参加者一同舌鼓を打ちました。
参加した保護者の方からは「自分自身和泉市で育ち、和泉市の学校給食を食べてきた。これからも自校直営給食を守ってほしい。」「DVDを見てすごいと思った。もっとたくさんの人に見てもらいたい。」などの感想がよせられました。
<o:p> ひきつづき、市職労としても市民のみなさんに和泉の学校給食を知らせ、保護者や市民のみなさんとの共同ですばらしい和泉市の自校直営学校給食を守り、発展させるためにがんばっていきたいと思います。
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