初めまして、アジア大好きな女のつぶやきです。
大学を出て、就職。専門は考古学だったので、とある遺跡調査会。
発掘調査員技術職で仕事を始めた。
しかし、すぐ結婚。仕事は辞めなかったけどね。
相手も考古学徒。
1985年の冬。
新婚旅行で中国の北京に行くことにした。10日間程度だったが。
当時、まだ中国は社会主義国で解放されていなかったから、
ビザを取るのに1ヶ月を要した。
しかも、ガイド付きでないとダメだったから、
2人で50万かかったな。
北京に着くと、人々は人民服を着て、自転車で
走っていた。その数は数えられない。
朝は6時から、自転車のベルで目が覚める。
百貨店もその頃から開店、夜は、午後8時になると
店も閉まる。
ホテルは北京飯店。その日の夕食を取りに行きたいと思い
ホテルの従業員に聞く。筆談は少し出来たのだが、
日本人は日本人のレストランに行けって言われて、日本レストランに。
なんだか、やるせない思いでカツ丼を食べた。
今思っても情けない。
ガイドとドライバーと4人で万里の長城。
想像していたより、はるかに、高い。
断崖の頂上に頂上が築かれているからだ。
こんなにも、大きな長城を造っても、外的な侵略は防げなかった訳だ。
私のしょぼい知識では、金と元と清だろうか?
他は主に、明の13陵、天安門、故宮、日壇などを巡った。
到着して3日目。夕食は北京ダックだ。
テーブルに案内されると、生のダックが1羽披露された。
今から焼くらしい。
デザートにダックの足が出る。水掻きがついていて、生々しい。
しかし、酢かなにかで調理されていて、うまい。
1時間程待たされて、いよいよ本命が登場。
薄い生地に、味噌、ネギ、と皮を巻いて食べる。
今思い返しても、最高っだたと思う。
しかし、次の朝。旦那はトイレの住人に変化した。
私が彼を捨てて、観光に走ったのは言うまでもない。
続きは次回にて。