穏やかな夕暮れ時、もう陽は隠れて雲に茜の残照が光ります。空気は冬らしく締まって冷たく、そんな冷たさが澄んだ冴え冴えとした空を映しています。
黒く浮かび上がる樹々のシルエットが美しく浮かび上がるのもこの季節の一コマですね。
何気なく歩いているときにふと気づく空気感や空の色、光、それは何かの呼びかけがあったから。
日本人特有の脳の働きのひとつに「自然の音を右脳で受ける」という学説があるらしく、理由無く何かに気づくことは呼びかけが聴こえたからと納得しました。
目に見えたり、聞こえたりする情報以外にも、いつも呼びかけは発信されていて無意識な状態で受信し続けているのかも知れませんね。
それが自覚できるような受信状態になったときに初めて実感するのでしょうか。
そんなときは意識が軽やかで深く思うこともなく、「何となく心地よい」と感じる心境にあるときが多いような気がしています。
朝の空気に、陽射しの温もりに、月の冴えた輝きに、星の煌きに・・・呼びかける存在を感じる心でいたいと思うのです。
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