目覚めに大音響のテレビの音。どうやら朝のドラマを視ているらしい。
寒いのでもう少し眠りたいのに長台詞の連続に不機嫌になる。
どうしてそんなに言葉を連ねるのだろう。ドラマだけでなくどのジャンルでもそう。
息をするのも惜しんでいるような、早口の音がリズムのように聞こえてしまう。
歴史物の番組も好きらしく朝早くからスピードに乗った解説が聞こえてくる。
「そうでは無かったかも知れないが、それに近い心境があったのではないかと思える」
何故そうでは無かったかも知れないのに、テレビで堂々と話すのだろう?
意地悪な批評をしながら逃げるが勝ちと早々に部屋を離れる。
絵画でも文章でも程よい余白があった方が心地良いというのが個人的好みなので、
あまりに詰め込み過ぎな事に会うと拒否反応が出てしまうのかな?
それでも動線に必要なスペースは、何にでもあった方が良いような気がするのだけれど・・・
それとも、キーボードでワードを打つ速さに話す速さが比例している?