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2010年6月27日 第25回サロマ湖100kmウルトラマラン 【結果】 12時間45分53秒(net) いまさらな感じがしないでもないが、3週間前のウルトラマラソンの完踏記。 |
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【レース前日】 6月26日 15:45 中部国際空港発 名古屋は雨模様で肌寒いくらいだったのに、道東はピーカンな天気。覚悟はしていたが、暑い! 受付会場行きのバスに乗り込んできたツアーの係員の第一声、皆様暑い中お疲れ様です、には思わず苦笑。 空港から受付会場の湧別町総合体育館へはバスで約1時間。前夜祭には間に合わない。ホタテなんかが振舞われるらしいが、去年同様今年も食せず。 民宿『湖畔の宿』に着いたのは午後7時頃。すぐに夕食を取って寝なければいけない時間だ。同室者は大阪からサロマは6度目の同年代の男性と、東京からの30歳前後の男性2人。話題は、やはり翌日の暑さが中心だった。大阪氏は、史上最高の猛暑で最低の完走率だった91年年にも参加していたとのこと。いろいろとアドバイスを受ける。 完走はとても無理だなという冷静な諦念と、ひょっとして奇跡がとの楽観的な期待とがせめぎ合う。まぁ、今更あれこれと考えても仕方がない、とにかく50kmから70kmまでが勝負だなと腹を括る。8時過ぎには床に入った。 が、やはりというか寝付けない。睡眠導入剤を1錠内服。それでもダメ。同室者の寝息や軽いいびきが聞こえてくると、さらに眠れない。少々あせってきた。知多半島一周ウルトラ遠足でほとんど一睡もできなかった時のことを思い出した。眠剤のおかわり・・・。 |
【レース当日~スタートまで】 午前2時起床。すぐに朝食。そしてトイレ。が、ま、無理だな。午前3時出発。 午前4時スタート会場着。東の空に朝日が昇っていた。55kmレストステーション行きとゴール会場行きのバックをあずけ、すぐにトイレの行列に並ぶ。30分ほどして個室に入れたが、やはりダメ。
100kmの部の参加者は3000人を越える。去年のスタートロスは2分36秒。ギリギリランナーにとってはこのわずかな時間が途中の関門で命取りとなりかねない。レース開始15分前、比較的前の方にもぐり込んだ。只今の気温19度、湿度70%、とアナウンスが聞こえた。そして一瞬の間を置いて予想最高気温33度・・・、と続いた。ランナー達がざわめいた。覚悟はしていたので驚きはしなかったが、思わず武者震いがした。 【スタート~10km】 電光掲示板の表示に合わせて静かにカウント・ダウン。午前5時ジャスト、長い長い100キロのレースが始まった。スタートロスは1分6秒。何も考えずたんたんと足を前に運んだ。無駄な動きは一切しないよう心がけた。 去年は濃霧のため全く判らなかったが、湧別町の街中をぐるっと回って5kmほどすると再びスタート地点に戻ってきた。5kmのラップは31分4秒(6'12/km)。予定よりわずかに速かったが、そのままのペースを維持した。10kmの手前で完走請負人の異名を持つ頭にパラソルを被ったサロマの名物男斎藤さんに追いついた。残りの90kmをこのまま後についていけば完走できるのか、と思いしばらく並走してみたが、ど~もペースが遅い。表情も少し苦しそう。体調でも悪いのかな。思いつきの作戦はすぐに却下してお先に失礼した。後で噂に聞いた話では途中でリタイヤされたらしい。 |
【10km~20km】 回りを走るランナーから暑いとの声が時折聞こえくるようになった。でも曇り空のため太陽は隠れていることが多かった。意外に涼しいじゃないか。天気予報はハズレだ、とポジティブ・シンキング状態だった。ランニング・ハイだったのかなあ。 ○ 無駄な動きランナー1・・・大きなフキの葉をむしって日傘のようにさして走っていた。コロボックルじゃあるまいし。 ○ 無駄な動きランナー2・・・下腿をぱちぱち手で叩き、ぴょんぴょん跳ねていた。何度もアブに刺されたとのこと。なんで俺ばっかりとぼやいていたので、 もっと速く走れってことかもしれませんよぉ~、と声をかけた。 ○ ワイナイナ選手・・・10kmを少し過ぎた地点で早くも竜宮台の折り返しを戻ってきたワイナイナ選手とすれ違った。当たり前の話だが速い。すげぇ~、の一言。思わず拍手。
【20km~30km】 少し陽射しが強くなってきたのが気になり始めていたが、まだまだ余裕。20kmの計測地点で、“いいペースや、サブ・テンのペースや”、と関西弁のひょうきんなおっさん。今から暑くなりますよぉ~、とおっさんと自分に話し掛けた。 【30km~40km】 ここの区間、ほとんど記憶なし。去年のことであればよく覚えているのだが・・・。牛さんを撮ったり、エゾキスゲを撮ったり。レースは完全にあきらめていた。^^;
ここで息切れ。残りはまた後日。 |
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