初回放送:2011年1月5日水曜日夜9時55分
放送時間:毎週水、木曜日夜9時55分
脚本:チャン・ヨンシル
演出:クォン・ソクジャン、カン・デソン
出演者:ソン・スンホン、キム・テヒ、パク・イェジン、リュ・スヨン
■パク・ヘヨン役(ソン・スンホン)
大韓民国最高、最大、最強の財閥企業大韓総合グループの唯一の後継者。ルックスがいい上にアイビーリーグを出たエリートで、職業まで外交官だ。世襲経営はしないという祖父の信条にクールに同意して外交官になった時、真のノーブレス・オブリージュの実践とし自らなかなか立派だと思っていたのに。経営権は渡しても財産は譲らないと。大韓グループ会長の全財産ならば、世界最高の大金持ちというブルネイ国王に負けず劣らずだ。それをまるごと放棄するなんてアホなのか?その上このあらゆる事をあきらめるようにさせた、国民投票までパスしたという王女というのがイ・ソルだそうだ。デパートの駐車場で謝恩品をもらえるよう、レシートくれませんかとニコッと笑ったみすぼらしいこの女が王女だなんて! 弱り目にたたり目で大統領と祖父が一緒に乗り出して彼に王女個人教師の役までしろだなんて。大韓民国の政治と経済の首長であるお二人がこれほど感がよくないとは。。。外信に恥をさらすことにならないためにはなぐってでも教えなければと思うが、なんと自分が王女だと反抗する。
■イ・ソル役(キム・テヒ)
涙なしでは語れない出生の秘密と、ことごとく人生に干渉してくる血のつながらない姉なんてアンモナイトのように記憶のかなたに埋めてしまい、朝にはウェディング写真撮影のアルバイト、お昼には学校行政室のアルバイト、それがすんだら片思いしている教授の考古学概論授業を聞いて、百万ボルト愛のレーザーを撃つのに毎日毎日忙しくて、スペクタクルに生きていく目ざとくてハツラツとした初々しい青春だ。ある日、思わず人生最高のロトに大当たりした。寝て起きたら一日で大韓民国皇室の王女だなんて。私一人を王女らしくしようと大韓民国最高の財閥大韓グループの会長様が全財産をすべて出して、5千万の国民が明け方から並んで印鑑を押してくれる上に世界各国のイケメンな王子様までぞろぞろ祝電を送ってくるのだから、目を一度しっかり閉じてこの体を捧げて王女になってみることを決心する。だけど、だまされた。両親を探してあげると引っ張っていっては、「王女」にならせてあげると宮に閉じ込めては明け方から夜中まで「勉強」だけさせる。本当にねをあげそうな状況なのに…さらに背筋を伸ばさせるのは、このあらゆる事を教えてくれる先生がたった1人、優秀な大魔王パク・ヘヨン事務官ということだ。最高の人材だと大統領が親指を立てて褒め称えて推薦したというのに…一時間だけ一緒に勉強してみろと言いたいい。WTOの個別条項一つ違ったのがそんなに大きな罪だというのだろうか。
■オ・ユンジュ役(パク・イェジン)
幼い頃、ニックネームは王女だった。美しい子が美しい服だけ着て宮殿のような家で暮らしていると。財閥の娘だと皆そのように呼んだ。物心がついて分かった。美しい服は大韓繊維ブランドのサンプルで、宮殿のような家は会長様の家であり、財閥の娘ではなく財閥秘書の娘だということを。大韓グループの半分は父が作ったのと同じだが、秘書の娘という身分は一生変わることはない。それで決心した。パク会長の孫ヘヨンを自分の男にすると。それで大韓グループが私のものになると。ところが突然王女が現れ、会長はそいつのために全財産を社会に還元してしまった。やぼったくて無知でみずぼらしいあの子が自分の好きなように他人の人生のリセットボタンを押してしまったのだ。その上ほぼ自分のものになったと、もう一歩だけ近づけばと思っていたヘヨンがイ・ソルに心が傾いてるようだ。とうていゆるせない。結局彼女は計画をたてる。成功するならば大韓民国は皇室を失うだろうし私は…
■ナム・ジョンウ役(リュ・スヨン)
イ・ソルの専攻担当教授。学生時代から女学生たちに人気があったイケメンは相変わらずで教授界のアイドル、別名「教授アイドル」と呼ばれる。空き地を見ると掘りたくて、転げまわる石を見れば年代測定からしてみる根っからの考古学者で、美術学博士だ。だが、ありふた言葉でいうと小川から龍なので、人より早く教授というタイトルを得たが暮らし向きはお先真っ暗だ。助教授の月給を集めていつ宮廷跡でも一度掘ってみることができるだろうか。それだけか。初恋の人ユンジュも普通の男では手におえない女だと今までプロポーズもできなかった。なんの人生なのが愛してしまった人ごとにこのように手におえないのだろうか。結局人間は歴史の車輪を丁寧について行きながら生きていけばそれだけだと考えたある日、珍しいことが起こった。リポートは遅く出しても、発掘現場では男子学生2人分の仕事をやり遂げたイ・ソルが王女になった。だから皇室文化財還収委員会の顧問職をひきうけてくれという。ただ幼いだけだと思っていたイ・ソル。私たちが新しい歴史を書くのだという。胸が踊る。
■■ 企画意図 ■■
女ならば誰でも白雪姫、人魚姫をバイブルのように読んで、王女(お姫様)になる夢を見たことがあるだろう。そんなに幼稚でかわいい思い出と胸のときめきが胸の片隅に残っていて、私たちはまだ運命的な愛を夢見てピンク色の未来を待つかもしれない。もし大韓民国に王女がいるならばどんな姿であろうか? 南北関係が冷たくなった時、外交の橋になる王女、強大国の不当な輸入圧力に堂々と拒否意思を明らかにすることができる王女様、無料給食所でさっそうとご飯を配る王女様、時々はリアルバラエティーに出演して国民に笑いをあたえる王女様ならばいいなあ。彼女の人生と夢と愛を応援して共に喜びたい。
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