#清水ミチコ #みっちゃん
いつか観たいと思っていたら・・
妻が、子供たちと一緒に「コレ」をくれました。
2017年、5月20日 土曜日。
飯能河原のクランク交差点はいつもより車が混んでいて。祭りの前のような人の渦。
駐車場が・・え?こんなに満載とは。ラインを引いていない端っこに寿司詰め的な駐車をするよう誘導されたのでした。
盛り上がってる。既にこの場所は、盛り上がっている。わくわくする。
飯能市民会館の外観を見る限り、特に大々的な看板も無いので、入場口に並びながら思った「通りすがりの人は今日はいったい何があるのだ?」と思っただろうと。
開場から開演までのインターバルが30分間というのはちょっと慌しいね・・出来れば、早めに会場に入り、ロビーをうろうろして、まだ客電の着いたままの座席に座り、舞台の設計を研究し、PA卓の機材を覗いてニヤニヤし、まわりの客層を眺める。そうやって会場の雰囲気に漂いながらライブ鑑賞に突入したいのよ。
本人が出てくる前でも「写真は固くお断り」なのがちと残念。演者を盗み撮りしたいのではなく、そういう雰囲気を撮っておきたいのだけどね。
ステージにグランドピアノ パープルのスポット。ただそれだけのシンプルなステージ。キャロル・キングの「Welcome to My Living Room」ツアーを思い出させる。ただそうやって開演前のステージを観ているときは、バックに無機質に貼られている白いスクリーンの重要性には気づきませんでした。
17:10.開演より少し遅れてライブが始まるとまず、清水ミチコの芸の、今までの道のりを物語にしたドキュメンタリーが流れます。
生い立ち、ご本人の母親の回想、芸をはじめるきっかけ、デビュー、ブレイク、挫折、迷走、復活、大ブレイク、現在。
・・・いや、お母様の話し方が妙に気になってはいたのですが。
ナレーションの男性のトーンが「何か」に似ているとは、途中からうすうす気づいていたのですが・・
最終的にオチが来たとき、ああ、こういう笑い、かっこいいなあと。テレビでは見られない、お金を払ってみるネタって、素晴らしいなあと。声にならない笑いが腹から喉から顔から出続けます。
ちなみにこの時点ではまだ本人はステージに登場していないからね。
いよいよこのあと本人登場なので、「開演に先立ちまして鑑賞のご注意」を、英単語をたっぷり混ぜて話す小池都知事(笑)からのビデオメッセージに、さっきのドキュメンタリーに続き、本日二度目の笑いのウェーブ発生。
ちなみにこの時点でも。まだ本人はステージに登場していないからね。
遂に本人登場。舞台下手(しもて)からあっさりと、でも嬉しそうに出てきました。笑い声は出ないけど顔だけ満面の「みっちゃん」の顔は、かつて土曜の夜にフジテレビで放送していた「夢で逢えたら」で、誰の流派にも属さないボケを発したときにダウンタウンの浜ちゃんに突っ込まれ、それでもまるで動じない、といったときのそれを思わせるもので、我々その世代にとってはたまらない瞬間です。
飯能に来るのが初めてという彼女は「私のライブに初めて来た方は?」と。すかさず「あ、ほぼ全員ね」「来た甲斐あったわー」そんなしゃべりもなんだかいちいち面白く、まだ歌っていないのに幸せな気分になれます。
お客さんにリクエストを募ると、普通は日本人は照れてあんまり声を出さないことが多いと思いますが、この日はまあなんと積極的な人の多いこと。ほかの土地ではどうかまでは知らないけど、こういうのって絶対本人も気分いいと思いますね。だからこの後、あんなに盛り上がるわけです、飯能市民会館。
テレビで観たことあるネタ、見たこと無いネタ、盛りだくさんに演ってくれましたが
自分のなかでは
◇スピッツ作曲法
◇忌野清志郎が降臨してきてピアノで「スローバラード」を引き語る
が大ヒットです。
また、物まねが巧くてしかも可愛くてびっくりしたのは
◇いきものがかり
◇(ジュディ&マリーの)YUKI
そのまま聞いてるだけでもたまらなく面白いのですが、バックの白いスクリーンに物まねの説明が短い文章で流れてくるのが、タイミングも含めて絶妙。
昨今、テレビのバラエティ番組は、演者が口にした言葉を一字一句テロップにしないと気が済まないように見えるが、それに対して、字幕というのはね、こう使うのよ!わかったか!そうやって清水ミチコがニヒルに毒を吐いているようにも見えます。
この日、なぜか1曲歌うと指笛または口笛を吹く、というコールアンドレスポンスのような図式ができていました。
曲終わる→吹く→吹けてない→みっちゃん笑う→みっちゃん客席に突っ込む→客笑う→盛り上がったまま次の曲→エンドレス・・・
「最初に口笛吹いてくれた人!あなたのおかげ(で楽しく盛り上がれてる)よ!」と言うが、それを拾って繋げて広げるあなたの笑い力が凄いんだと思うよ清水さん!
秋山雅史の「千の風になって」をピアノで弾き語りすると、あり得ないほどの野太く低い発声に、ここは笑いではなく拍手が起きていましたね。そう、ちょっと考えられないのです。さっき松田聖子を歌った人と同じ喉とはとても思えないのです。
自分としては 桃井かおり 大竹しのぶ をもっと、もっともっと聴きたかったですね。
最初に「リクエストどうぞ!」と言われたとき、叫んでおけばよかった、後悔する典型的な日本人です・・。
「飯能の反応は本当に素晴らしい。今日・・(ライブ音源を)録音しとけばよかったなあ」
だったらみっちゃん、来年もまた飯能でライブやってください。
いや、今年中にもう一回でも勿論嬉しいけれど。
演目が終わり大拍手を浴びながらいったん下手(しもて)にはけるも、会場全体からの心から望む手拍子に応え再登場。
「私の大好きなアンコールの時間です」
最後はやっぱり渾身の力を込めて、矢野顕子 の物まねで弾き語り。
1時間40分というセットリストは、まだまだ聴きたく、笑いたい我々にとっては少々 短すぎいうのが正直な感想。
もしも。ひとりで歌い続けるにはこのくらいの時間でないと喉がもたない、という理由なのであれば、もっと、ずっとトークを聴きたい。
ライブが終わっても、興奮したままで、感動して、なんだか泣きそうなまま家路に着く、土曜の夜。
妻よ、息子よ、娘よ
ちょっと早めの、最高の父の日を本当にありがとう。
忘れられない夜だ!
※スピッツ作曲法 はギターでコピーして弾き語ってみようと思います。
妻が、子供たちと一緒に「コレ」をくれました。
2017年、5月20日 土曜日。
飯能河原のクランク交差点はいつもより車が混んでいて。祭りの前のような人の渦。
駐車場が・・え?こんなに満載とは。ラインを引いていない端っこに寿司詰め的な駐車をするよう誘導されたのでした。
盛り上がってる。既にこの場所は、盛り上がっている。わくわくする。
飯能市民会館の外観を見る限り、特に大々的な看板も無いので、入場口に並びながら思った「通りすがりの人は今日はいったい何があるのだ?」と思っただろうと。
開場から開演までのインターバルが30分間というのはちょっと慌しいね・・出来れば、早めに会場に入り、ロビーをうろうろして、まだ客電の着いたままの座席に座り、舞台の設計を研究し、PA卓の機材を覗いてニヤニヤし、まわりの客層を眺める。そうやって会場の雰囲気に漂いながらライブ鑑賞に突入したいのよ。
本人が出てくる前でも「写真は固くお断り」なのがちと残念。演者を盗み撮りしたいのではなく、そういう雰囲気を撮っておきたいのだけどね。
ステージにグランドピアノ パープルのスポット。ただそれだけのシンプルなステージ。キャロル・キングの「Welcome to My Living Room」ツアーを思い出させる。ただそうやって開演前のステージを観ているときは、バックに無機質に貼られている白いスクリーンの重要性には気づきませんでした。
17:10.開演より少し遅れてライブが始まるとまず、清水ミチコの芸の、今までの道のりを物語にしたドキュメンタリーが流れます。
生い立ち、ご本人の母親の回想、芸をはじめるきっかけ、デビュー、ブレイク、挫折、迷走、復活、大ブレイク、現在。
・・・いや、お母様の話し方が妙に気になってはいたのですが。
ナレーションの男性のトーンが「何か」に似ているとは、途中からうすうす気づいていたのですが・・
最終的にオチが来たとき、ああ、こういう笑い、かっこいいなあと。テレビでは見られない、お金を払ってみるネタって、素晴らしいなあと。声にならない笑いが腹から喉から顔から出続けます。
ちなみにこの時点ではまだ本人はステージに登場していないからね。
いよいよこのあと本人登場なので、「開演に先立ちまして鑑賞のご注意」を、英単語をたっぷり混ぜて話す小池都知事(笑)からのビデオメッセージに、さっきのドキュメンタリーに続き、本日二度目の笑いのウェーブ発生。
ちなみにこの時点でも。まだ本人はステージに登場していないからね。
遂に本人登場。舞台下手(しもて)からあっさりと、でも嬉しそうに出てきました。笑い声は出ないけど顔だけ満面の「みっちゃん」の顔は、かつて土曜の夜にフジテレビで放送していた「夢で逢えたら」で、誰の流派にも属さないボケを発したときにダウンタウンの浜ちゃんに突っ込まれ、それでもまるで動じない、といったときのそれを思わせるもので、我々その世代にとってはたまらない瞬間です。
飯能に来るのが初めてという彼女は「私のライブに初めて来た方は?」と。すかさず「あ、ほぼ全員ね」「来た甲斐あったわー」そんなしゃべりもなんだかいちいち面白く、まだ歌っていないのに幸せな気分になれます。
お客さんにリクエストを募ると、普通は日本人は照れてあんまり声を出さないことが多いと思いますが、この日はまあなんと積極的な人の多いこと。ほかの土地ではどうかまでは知らないけど、こういうのって絶対本人も気分いいと思いますね。だからこの後、あんなに盛り上がるわけです、飯能市民会館。
テレビで観たことあるネタ、見たこと無いネタ、盛りだくさんに演ってくれましたが
自分のなかでは
◇スピッツ作曲法
◇忌野清志郎が降臨してきてピアノで「スローバラード」を引き語る
が大ヒットです。
また、物まねが巧くてしかも可愛くてびっくりしたのは
◇いきものがかり
◇(ジュディ&マリーの)YUKI
そのまま聞いてるだけでもたまらなく面白いのですが、バックの白いスクリーンに物まねの説明が短い文章で流れてくるのが、タイミングも含めて絶妙。
昨今、テレビのバラエティ番組は、演者が口にした言葉を一字一句テロップにしないと気が済まないように見えるが、それに対して、字幕というのはね、こう使うのよ!わかったか!そうやって清水ミチコがニヒルに毒を吐いているようにも見えます。
この日、なぜか1曲歌うと指笛または口笛を吹く、というコールアンドレスポンスのような図式ができていました。
曲終わる→吹く→吹けてない→みっちゃん笑う→みっちゃん客席に突っ込む→客笑う→盛り上がったまま次の曲→エンドレス・・・
「最初に口笛吹いてくれた人!あなたのおかげ(で楽しく盛り上がれてる)よ!」と言うが、それを拾って繋げて広げるあなたの笑い力が凄いんだと思うよ清水さん!
秋山雅史の「千の風になって」をピアノで弾き語りすると、あり得ないほどの野太く低い発声に、ここは笑いではなく拍手が起きていましたね。そう、ちょっと考えられないのです。さっき松田聖子を歌った人と同じ喉とはとても思えないのです。
自分としては 桃井かおり 大竹しのぶ をもっと、もっともっと聴きたかったですね。
最初に「リクエストどうぞ!」と言われたとき、叫んでおけばよかった、後悔する典型的な日本人です・・。
「飯能の反応は本当に素晴らしい。今日・・(ライブ音源を)録音しとけばよかったなあ」
だったらみっちゃん、来年もまた飯能でライブやってください。
いや、今年中にもう一回でも勿論嬉しいけれど。
演目が終わり大拍手を浴びながらいったん下手(しもて)にはけるも、会場全体からの心から望む手拍子に応え再登場。
「私の大好きなアンコールの時間です」
最後はやっぱり渾身の力を込めて、矢野顕子 の物まねで弾き語り。
1時間40分というセットリストは、まだまだ聴きたく、笑いたい我々にとっては少々 短すぎいうのが正直な感想。
もしも。ひとりで歌い続けるにはこのくらいの時間でないと喉がもたない、という理由なのであれば、もっと、ずっとトークを聴きたい。
ライブが終わっても、興奮したままで、感動して、なんだか泣きそうなまま家路に着く、土曜の夜。
妻よ、息子よ、娘よ
ちょっと早めの、最高の父の日を本当にありがとう。
忘れられない夜だ!
※スピッツ作曲法 はギターでコピーして弾き語ってみようと思います。
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