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Sat, 7/14 at Show Boat(高円寺) with Kamacho (Electric Guitar +α)
1. フェイク
2. ストレンジャー
3. ヒプノシス(新曲)
4. ジョジョ
5. また逢う日まで(カヴァー)
6. I Won't Cry
7. インパーソネイション
8. ノー・ボーダー
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ピックアップをGuild D-55に装着し、ステージに立った宮入恭平。
常々「ギターの価格にはこだわらない」主義の恭平ですが、正直これは高価なヤツで。
年代、材質、コンディション・・。どれをとっても、少しでもアコースティックギターをかじったことのある者ならば「ぉ・・」と小さく唸るに違いありません。
一言で言ってこの夜のD-55の音は「良い!」
鳴らさせる弾き手が鳴るギターを持てば、予想以上に鳴り響くものですね。
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演奏中、演奏後にも「いい音だった」という観客の呟きや会話を耳にしました。
そうそう。自分も同意見です。
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ただ、昨今の恭平-kamachoサウンドは、タカミネエレアコ/New Yorkerスタイル で確立されたものと思います。
確立とは二人の間で。同時に聴く側の耳の中で、なのですが。
その確立サウンドとこの日の音は明らかに「違う」ものでした。どちらが良いか悪いかではなく違うものだと。
今日初めて二人のライブをみたならば「いい音!!」で終わったと思うのですが、毎回聴いている自分としてはそのあたり捉え方が複雑でした。
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恭平のようなエレアコの鳴らしはおそらく、誰にも真似のできないものだと、いつも思います。
それはカッティングを超えたものであり、時にはBass。スネア、シンバルのような効果も生み出し、コードワークという名のリード-そのくらい前に出ているという-の役割もこなしてしまいます。
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本来の-従来の、というべきか-Guildの鳴りはもっと・・いかにもアコースティックギターというか、フォーキーなもので。3番目に演奏した新曲の前奏のような3拍子の感じであると思うのです。
それに対してD-55でのパフォーマンスは、勿論、恭平カラーがザクザクと流れ出ていました。例えば音が、大きなストライドで陸上トラックを走っているようなイメージ。画期的サウンドなのですが今回は上記の「カッティングを超えた音」とは違いました。
まあそれも、僕自身の耳の中での「Guileとはこういうもの」的イメージでしかないのかもしれませんが・・・。
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でも。
宮入恭平のもっとも嫌いな言葉のひとつは「旧態依然」だと思うので。
既成概念に蹴りを入れて、出来上がったものを惜しげもなくぶち壊して、新たな表現にチャレンジするのが芸術だ。
と
いうことなのではないかと思います。
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そうなんだよ、フィッシュマンのピックアップを付けたんだ。
オーディエンスの意見によると、良い音だったみたいだよ。
今度、聴きにおいでよ、待ってるから。