軽い気持ちでgoogleを開いたら結構記憶をさかのぼりました。

2010-10-09 01:33:57 | Weblog


いつのころからか・・
googleのロゴが、いろいろなイラストであらわされている。
見事なもの
シュールなもの
どこがG,O,O,G,L,E なんだ!というもの
赤塚不二夫なもの
・・・・

今回はなんと
「ジョン・レノンな」もの。
24時間くらいは表示されつづけるのだろうか。

1940年10月9日が誕生日なんだね・・・
ジョンとレノンと愛と平和で商売を繰り広げるには
1980.12.08という数字があまりにも有名だが、誕生日で攻めるのは
意外といえば意外です。

・・・・・・・・・・・・・・

我が家の朝は100%NHK-いっちゃん-をつけて飯を食べることから始まっていた。
6:20からテレビ体操(ラジオ体操ね)
6:30から明るい農村
7:00からスタジオ102
7:20からテレビロータリー
そんなタイムテーブルだったかと思う。
冬のありふれた一日の始まり、
食事を済ませネクタイを締めていた親父が特に集中もせずに見ていたであろう画面を見なおしながら「ああ?」と驚嘆の声を上げた。同時に台所にいる母親に驚嘆の理由を
伝えるか伝えきらないかのうちに彼女もまた「ええええ?」という色の違う、角度の違う驚嘆を被せてきた。
理由をたどる僕が日立キドカラーの中に見たのは。痩せた、髪の長い、かっこいい白人の「お兄さん」の、斜めからの顔のアップ写真だった。
そのとき
お兄さんが世界的に有名であることや
拳銃で撃たれたこと
そして亡くなってしまったことにショックを受けるには未だ、時代背景を理解するにも知識を蓄積するにも、人生が始まっていなさ過ぎで、
こんなかっこいいお兄さんが!40歳なんだ・・おじさんなんだ・・! という感想しか浮かばなかった。
それはっきりと覚えている。
あとは
「そうだぞ、この人お父さんよりよ、(年齢が)おおきいだど。」
おじさんなのに、40歳なのに、かっこいんだ・・。髪が長いんだ・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・
あれから
30年ですか・・
生きてれば70歳ですか・・・

もし生きていればどんなアルバムを世に出したのだろう?なんていう会話を同士と語ると、いまでも冗談抜きに夜が空けることも珍しくないですが
いつも自分の中で着地するのは、僕らの中にいるジョン・レノンは「40歳で」「亡くなった」からこそ、そのジョン・レノンなのでありもし生きていたら作品やイメージ、あるいは音楽的地位は「今のジョン・レノン」とは違ったものになっていたであろうと。それはかならずしも今より上とは限らないだろうということです。

もうひとつ思うのは。
いかに人生が始まっていなさ過ぎだったとしても、一応自分の人生とジョン・レノンの人生は8年間被っている。せめてリアルタイムで聴く経験を持ちたかったなあ。

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