「ギターはお前のほうが巧いよなあ 俺そんな正確に弾けねえもん」
20代前半。あの頃、何度かそれを彼に言われたことがある。
嬉しかったが、自覚はなかった。
まあ僕は六畳一間で1日中自慢のエレアコ ヤマハAPX-10を抱えていて
動かす指は、アルペジオやスリーフィンガーが9割だった。
野球少年が常にバットやグローブやボールを家の中でも触っているように。
キャプテン翼が家の中でもボールとトモダチでいたように。
考えてみればその1点に関しては当時はそこそこ研ぎ澄まされて
いたのかもしれない。その運指が彼には『正確」に見えたのだろう。
だがいっぽう彼は、
歌うは勿論。
ブルースハープを吹く。ギターのキーとハープのキーをずらして演奏する「セカンドポジション」
での音色は本当に耳に心地よいのだ。
ストロークは激しい。激しく弾くというより優しく弦を切る、という感じか。
MC(曲間のおしゃべり)は練る。コール&レスポンスを
曲だけではなくしゃべりでも追求する。
ときには、音楽の、独り演奏のライブに「演劇」を取り入れる。
彼は
クリエイターでありプレイヤーであり、何より『ライブアクト」だったのだ。
そんな、トータル的に敵うわけのない彼から
「ギターはお前のほうが巧いよなあ 俺そんな正確に弾けねえもん」
と言われたのだ。改めて考えると ワクワクする程に嬉しい。
続く
20代前半。あの頃、何度かそれを彼に言われたことがある。
嬉しかったが、自覚はなかった。
まあ僕は六畳一間で1日中自慢のエレアコ ヤマハAPX-10を抱えていて
動かす指は、アルペジオやスリーフィンガーが9割だった。
野球少年が常にバットやグローブやボールを家の中でも触っているように。
キャプテン翼が家の中でもボールとトモダチでいたように。
考えてみればその1点に関しては当時はそこそこ研ぎ澄まされて
いたのかもしれない。その運指が彼には『正確」に見えたのだろう。
だがいっぽう彼は、
歌うは勿論。
ブルースハープを吹く。ギターのキーとハープのキーをずらして演奏する「セカンドポジション」
での音色は本当に耳に心地よいのだ。
ストロークは激しい。激しく弾くというより優しく弦を切る、という感じか。
MC(曲間のおしゃべり)は練る。コール&レスポンスを
曲だけではなくしゃべりでも追求する。
ときには、音楽の、独り演奏のライブに「演劇」を取り入れる。
彼は
クリエイターでありプレイヤーであり、何より『ライブアクト」だったのだ。
そんな、トータル的に敵うわけのない彼から
「ギターはお前のほうが巧いよなあ 俺そんな正確に弾けねえもん」
と言われたのだ。改めて考えると ワクワクする程に嬉しい。
続く
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