スイス旅行から二ヶ月、仕事が忙しくてなかなか週末登山に行けず悶々として過ごす日々。もともと今の仕事、秋ごろに忙しさのピークが立つ傾向にあるのですが、今年はそれが長めになってしまい…と言いつつもそれを看過していると紅葉も楽しめない!ってことで無理矢理仕事と秋雨前線の間隙をついて(こじ開けて)10月27日(土)に雨飾山(あまかざりやま)に行ってきました!
雨飾山は長野県と新潟県の境にある妙高連山西端にある名峰。山頂からは北アルプスと日本海の眺望がすばらしく、日本百名山の一つでもあります。
アクセスは公共交通機関だと東京駅から北陸新幹線で糸魚川まで行ってから大糸線で南小谷駅まで行ってそこから町営バスで雨飾高原(※雨飾高原キャンプ場まではバス停から徒歩1時間程度)まで40分。車の場合は雨飾高原キャンプ場まで行けるので、どちらかと言えば車がお勧めです。今回は長野駅まで新幹線に乗り、そこからレンタカーで移動しました。
こちらは前泊した秘湯・小谷温泉の山田旅館さん。木造3階建ての本館は建築されたのが江戸末期、新館が大正3年築という国の有形文化財にも登録されている名湯。リピーターが多くて土日祝日などはすぐに満室になってしまうようです。
こちらには内風呂(こちらは日帰り温泉でも入れる)と、宿泊客限定の露天風呂があります。温度はほどよい42~43℃くらい?ですが湯量が豊富で掛け流し。レトロな雰囲気に浸れます。近代的なホテルと比べて不便なことがあっても、それも味として楽しめる。そんなお宿でした。
さて、夜が明けて早朝。車で雨飾高原キャンプ場へ。それなりに早めに来たつもりですが、そこには大勢の登山客が。
ここから出発。
最初は湿原の中、木道を進んでいきます。紅葉がきれい。
雨飾山はこのエリアに限らず登山道にぬかるみが多い為、防水性能よさめの登山靴とスパッツ着用をお勧めします。
モンベル(mont‐bell) ショートスパッツ #1129433 (L, ブラック(BK)) | |
モンベル(mont-bell) | |
モンベル(mont-bell) |
登山口からコースタイム90分ほどで荒菅沢に到着します。ちょいスリルある渡渉地点で、増水時は通行が難しくなるかもしれません。注意して渡りましょう。
荒菅沢を越えるとぐいぐいと高度を稼ぐ急登が始まります。
このあたりは岩稜帯といってもよさそうなエリア。両手両足、三点支持で登っていきましょう。
急登を登り切るとそこは見晴らしのよいなだらかな稜線。
笹平に到着。
目の前にぽっこりと姿をしたのが雨飾山山頂。
右手は新潟、糸魚川、日本海。眺望がすばらしい。
いざ山頂へ。
ところどころ先日の台風21号が残した雪が山肌に張り付いていました。
ということで山頂に到着!
北アルプスもバッチリ!上の方は積雪が結構ありますね。
雨飾山は双耳峰で、頂上は南峰側。南峰から見た北峰。
紅葉は山の中腹の当たりが盛り。空と、北アルプスと紅葉の赤が目に鮮やか。
北峰に移動してきました。
北峰からみた頂上(南峰)。
北アルプスと紅葉を眺めながら、旅館で用意してもらったおにぎりを食す。最高です。
さて、たいへん名残惜しいですが下山します。
荒菅沢まで戻ってきました。どれが布団菱(ふとんびし)なのかな…?
この中央がそうなのかな(曖昧)?
それにしても日が上がってきたおかげか、紅葉がさらに鮮やかに映ります。
下山後は雨飾荘さんの日帰り温泉を利用。露天風呂から紅葉に彩られた山容を眺めることができ、たいへん気持ちよかったです。
ロビーに飾られていた雨飾山概要図。よくできてる!
下山後は長野まで戻って善光寺観光などもしたのですが、まあそこは普通の(?)観光なのでカット。帰りに善光寺近くにある竹風堂さんの栗ご飯(おこわ)を購入して帰途につきましたとさ。やっぱ秋の山は良いなぁ!と実感した登山行でした。
今回の山行は休憩もろもろ含めて6時間。山頂で1時間以上のんびりしていたようですw
2017年も季節はそろそろ冬へ。さて、次はどこに行こうかな?