そんなワケで、「だいだらぼっちへ行きたい!」と思いを募らせるコタンポ1号ですが、実際に1年間の自給自足の寮生活ともなると、参加者、保護者、それに受入側にとっても相当な覚悟が必要です。それにはまず、事前に合宿を体験する事が本参加への条件の1つになっています。子供自身が合宿を体験する事により、本人と保護者がだいだらでの暮らしを理解し、受入側にとっても長い共同生活に耐えうるのかを判断する大切な機会となります。
実は、だいだらぼっちでは夏休みと冬休みに「山賊キャンプ」というプログラムがあって、この機会を事前体験とする事ができます。短期の一般向けプログラムですから、イベント中心の楽しい合宿なのですが、それでも「だいだら」での暮らしを垣間見る事が出来ますし、なにより子供達が主体となって共同作業をするという事自体、普段の生活ではなかなか体験できる事ではありませんから!。
だいだらの子が作った「朝ごはん」(旨!)
しかしながら、山里での共同生活はやはり、子供達が勝手に思い描いていた事とかけ離れている事も多く、「全然ダメ!」と言う子も「1週間位なら良いけど1年はちょっと...」と思う子、もちろんハナから「休み中の冒険旅行にGOだ!(笑)」という参加者も大勢います。でも、ハマる子はハマるんですよね~やっぱり!。キャンプが終わり、大型バスが新宿に着いて解散しましたが、それから常磐線で我孫子へ帰る間中メソメソ泣いてましたよ、帰りたく無くて。(笑)あ~あ、だいだらへ出したらもう家に帰るとは言わないかも!。(汗)
そうこうしている間に冬休みです、夏には「私は行きたく無い!」と参加しなかったコタンポ2号ですが、お姉ちゃんがあんまり「楽しかったぁ~!」と言うものですから冬の「山賊キャンプ」には姉妹で参加!。だいたい下の子はそうなんですよね~、新しい事は上の子にやらせて面白そうだったら「私も!」と言う。(汗)...で、結局、キャンプから帰って来た時には2人揃って立派な「だいだりあん」になっていましたよ。(爆!)
ただ、2人揃ってだいだらに行かれても...寂しい。(涙)それに、我が家的には経済的にも厳しいので、2号には「今年は我慢してね、来年には行かせてあげるから!」と、姉と交代で行かせるという親の勝手な胸算用ではあったのですが...。
だいだらぼっちから見る朝の景色
幸い1号は、その後の書類選考でも残していただき、いよいよ最終選考の「面接」。そのために今年の2月、めちゃめちゃ寒い中、家族で南信州へ行きました。我孫子から6時間ですよ、そのほとんどを中央道で!。(疲)
だいだらへ着くと、ちょうど1年間の締めくくりの行事でもある陶芸作品を登り釜へ仕込む「釜入れ」の真っ最中!。この後、3日3晩の火入れが行われ、子供達の「がむしゃら」な陶芸作品が山ほど出来るという。(笑)もちろん、「火の番」も子供達が交代で行うそうです。
やった事がある人なら皆さんご存知でしょう、大変な作業ではあるのですが精神的には凄く楽しいんですよ!。まさしく陶芸のハイライト、これだけ大きなのぼり釜ならお祭りみたいなものですから!。(笑)で、これを小学生、中学生の時に体験出来るなんて、なんて、う、羨ましすぎる!。(凄)
もう辺り一帯には「だいだらの匂い」と地元の人からも言われるあの香ばしくてちょっと酸っぱい「薪」の独特な匂いが溢れかえっています、そう言えば、岩間の「昔分校」もこんな匂いだったなぁ...。(懐)
さてさて、肝心の面接ですが、これがなかなか厳しく長いものでした。でも、これはもうその子がどうのこうのと言うより、どれだけの「覚悟」が出来ているのかを「本人に自覚させる」為なのだろうなぁと感じました。
それに対して、目から涙をポロポロ落しながらも「頑張ります!」とキッパリと答える娘の姿を見て、「ああ、本当にこの子は心底だいだらに来たいんだなぁ」と僕も改めて実感しました。
その後は、保護者だけの面接、この時まず言われたのが、参加が決定したら「1年間は何が何でも頑張ってもらう!」という事。それは、子供が「自分で決めた」事に対して、たとえ自分の思い通りにならなかったとしても、その「責任」は自分にあると言う事です。「自由」とは必ず「責任」が伴うという事をまず覚えておかねばなりません、当然です!。
もう1つ、1年間が終わった時に「継続」するのか「帰る」のかも子供が「自分で決める」と言う事。これも同様の考えで、いずれにしても「自分で決める」事の大切さとその「責任」が子供自身にあるという事です。たとえ「帰る」にしても、それは子供自身が決めなくては「意味が無い」と、その通りですね~。
あ、でも来年1号が「残る」と言えば2人ともだいだらの子になっちゃうのかぁ~!。(汗)ま、その時は「父ちゃん頑張るからね!」と僕もまた覚悟を決めたのでした!。(汗)
...つづく!
最近の傾向として、自分で考えるとか、判断するとかが欠けている感じがしますね。
大人が用意した答えがあり過ぎて、考えたり造ったりしなくて済んでしまいます。
そして、努力してないのに失敗を極度に恐れます。
やはり、環境は大切ですよね。
1号ちゃん、ますますしっかりさんになりますね(*^^*)
全然「しっかり」はしてないです、あだ名が「宇宙からきた不思議ちゃん」だもの!。(汗)
大半はイマジネーションの世界で暮らしてます。(笑)
ただ、興味のある事に対する集中力だけはもの凄いんですけどね。(爆!)
でも、ここでの暮らしには必然的に、他の人とのコミニケーションが問われますので、色んな意味で良い経験にはなると思っています。
当たり前の環境にいる子どもたちに比べたら
ずっとずっと素敵です。
やはりクリエイティブなご両親の環境でしょうね^^
昨日も書きましたが、本当にどうしてこんなに失敗を恐れるのか
試してもみないのに、なぜ結果を出すのに尻込みするのか
失敗する事によって(次記事の水道代みたいに)学ぶ事もできるのを、
今の子どもたちに知って欲しいなあと思っています。
ですが、この震災で、子どもたちの言動にびっくりした事も多いです。
もっとまわりの大人がしっかりしなければいけないですね。
私も含めて。
確かに、そういう傾向はありますね~。
でも、坂●市の例の会議で判るように、あれだけ人数を揃えても、誰も何も発言しないですから...。(呆)
つまり、そういう場で何か発言すると、それに対する「責任」が出て来るから「嫌」なのではないでしょうか?。
で、結局、最後には多数決でどんどん決まって行く。(愚)
「皆が決めた事」に対する責任は自分には鳴く「皆」にあるワケですから!。
「森友」の会議はあんなに皆さん「喋りまくり」なんんですけどね!。(笑)
最近の子供達が自ら進んで「リスク」を侵す事に対して極端に恐れるのは、大人のそういう雰囲気を敏感に取らえているからでは無いのかな~と危惧しています。
原発の対応だって、責任の所在が曖昧だから現場処理が後手後手に回ってこんな事態になってしまったのでは?。
...と、この国の行く末まで心配になります。