政権ぶん投げが風物詩となり
ニュース番組(もどきや僭称を含む)が
やたらとはしゃいで鬱陶しい昨今ですが
こんばんは
先日は映画「ひゃくはち」を見て来ました。
(@三宮シネフェニックス)
甲子園常連校の
サード補欠の雅人(斎藤嘉樹)と
ファースト補欠のノブ(中村蒼)は
三年夏の甲子園のベンチ入りを目指している。
たとえベンチに入ったとしても
試合に出れるチャンスはほとんどない。
それでも二人は猛練習に励むだけでなく、
寮長と副寮長に立候補したり、
監督命令で対戦チームのサイン盗みの
偵察に行ったりする…
野球部のモロに体育会的な体質や
横暴な監督(竹内力が怪&好演)に、
そこに寄って来る胡散臭いスカウトとか
提灯記事しか書かないスポーツ紙の記者など、
高校野球のダークサイドはサラッと流し
この二人の補欠を物語の中心に据えて、
カッコよさとカッコわるさが
絶妙に入り混じった笑って泣ける
爽快な青春映画になっている。
(野球映画としては見事な変化球)
彼等は隠れて喫煙や飲酒をしたり、
カツラをかぶって合コンに行ったりもする。
煩悩まみれで等身大なところも
高校野球に興味がなく
根性なんて言葉が大嫌いな
私でも充分楽しめた 笑
タイトルの「ひゃくはち」は
人間の煩悩の数であり
硬球の縫い目の数でもある。
この二人の組み合わせが良い。
雅人はややお調子者で明るく、
ノブは冷静で芯が通っていると
巧く描き分けられている。
有望な新入生(ファースト)の登場で
二人は同じポジションの補欠を争う。
練習時さえ牽制しあって
険悪なムードになってしまうが、
雅人だけがベンチ入りの結果が出ると、
今まであんなにいがみ合ってたのに
ノブは素直におめでとうと言うが
かげでは泣いてしまう。
その号泣を聞いてしまった雅人は
なんともやりきれない表情になる。
ややご都合主義的な展開もあって
二人の目的は一応達成される。
ラストは秀逸、味方のピンチで
期待以上の働きをする(伝令だけど)。
余韻を持たせたこの終わり方は良かったなあ。
エンドロールの後にちょっと面白いものが、
あの怖い顔にあの文言 ウケた。
130分がぜんぜん長くない!
斎藤嘉樹は初めて見たけど味があり、
中村蒼は「学校じゃ教えられない」
(今クール唯一視聴してるドラマ)とは
また違った雰囲気なのも楽しめた。
例の如くそのあとは本屋巡り。
買った本列挙してみると
橋川文三「ナショナリズム」
大宅歩「ある永遠の序奏」
織田作之助「青春の逆説」
三浦しをん「夢のような幸福」「乙女なげやり」
北村想「怪人二十面相・伝」
橋川は「日本浪漫派批判序説」「昭和維新試論」
と読んでみてこれが三冊目。
しをん女史のはどちらも爆裂(!)エッセイ集、
しばらくご無沙汰だったので楽しみ。
そういえば「しをん」(本名)の由来となった
石川淳の「紫苑物語」が買った覚えもないのに
クローゼットの段ボール箱から出て来た(笑)
そのうち読まないと、凄く殺伐とした話らしいが;
「怪人~」はかなり前に文庫化されたとき
買おうと思いながら忘れてフェードアウト。
今度これを原作にした映画「K-20」が公開されるので
急に読みたくなって…
調べると出版芸術社の単行本が現行だったので入手。
ちなみに小林少年は本郷奏多が演じるらしい…
では。また。
ニュース番組(もどきや僭称を含む)が
やたらとはしゃいで鬱陶しい昨今ですが
こんばんは
先日は映画「ひゃくはち」を見て来ました。
(@三宮シネフェニックス)
甲子園常連校の
サード補欠の雅人(斎藤嘉樹)と
ファースト補欠のノブ(中村蒼)は
三年夏の甲子園のベンチ入りを目指している。
たとえベンチに入ったとしても
試合に出れるチャンスはほとんどない。
それでも二人は猛練習に励むだけでなく、
寮長と副寮長に立候補したり、
監督命令で対戦チームのサイン盗みの
偵察に行ったりする…
野球部のモロに体育会的な体質や
横暴な監督(竹内力が怪&好演)に、
そこに寄って来る胡散臭いスカウトとか
提灯記事しか書かないスポーツ紙の記者など、
高校野球のダークサイドはサラッと流し
この二人の補欠を物語の中心に据えて、
カッコよさとカッコわるさが
絶妙に入り混じった笑って泣ける
爽快な青春映画になっている。
(野球映画としては見事な変化球)
彼等は隠れて喫煙や飲酒をしたり、
カツラをかぶって合コンに行ったりもする。
煩悩まみれで等身大なところも
高校野球に興味がなく
根性なんて言葉が大嫌いな
私でも充分楽しめた 笑
タイトルの「ひゃくはち」は
人間の煩悩の数であり
硬球の縫い目の数でもある。
この二人の組み合わせが良い。
雅人はややお調子者で明るく、
ノブは冷静で芯が通っていると
巧く描き分けられている。
有望な新入生(ファースト)の登場で
二人は同じポジションの補欠を争う。
練習時さえ牽制しあって
険悪なムードになってしまうが、
雅人だけがベンチ入りの結果が出ると、
今まであんなにいがみ合ってたのに
ノブは素直におめでとうと言うが
かげでは泣いてしまう。
その号泣を聞いてしまった雅人は
なんともやりきれない表情になる。
ややご都合主義的な展開もあって
二人の目的は一応達成される。
ラストは秀逸、味方のピンチで
期待以上の働きをする(伝令だけど)。
余韻を持たせたこの終わり方は良かったなあ。
エンドロールの後にちょっと面白いものが、
あの怖い顔にあの文言 ウケた。
130分がぜんぜん長くない!
斎藤嘉樹は初めて見たけど味があり、
中村蒼は「学校じゃ教えられない」
(今クール唯一視聴してるドラマ)とは
また違った雰囲気なのも楽しめた。
例の如くそのあとは本屋巡り。
買った本列挙してみると
橋川文三「ナショナリズム」
大宅歩「ある永遠の序奏」
織田作之助「青春の逆説」
三浦しをん「夢のような幸福」「乙女なげやり」
北村想「怪人二十面相・伝」
橋川は「日本浪漫派批判序説」「昭和維新試論」
と読んでみてこれが三冊目。
しをん女史のはどちらも爆裂(!)エッセイ集、
しばらくご無沙汰だったので楽しみ。
そういえば「しをん」(本名)の由来となった
石川淳の「紫苑物語」が買った覚えもないのに
クローゼットの段ボール箱から出て来た(笑)
そのうち読まないと、凄く殺伐とした話らしいが;
「怪人~」はかなり前に文庫化されたとき
買おうと思いながら忘れてフェードアウト。
今度これを原作にした映画「K-20」が公開されるので
急に読みたくなって…
調べると出版芸術社の単行本が現行だったので入手。
ちなみに小林少年は本郷奏多が演じるらしい…
では。また。