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ひとりごとです

機内Movie ■■マイ・インターン■■

2017年06月01日 | 映画
旅行に行った時
機内で観れる映画リストにあったので
観てみた
とても評判の良い映画



機内Movie ■■マイ・インターン■■



やはり評判どおり、すばらしい!!!
ロバート・デ・ニーロとアン・ ハサウェイ
二人がとても魅力的



20代の若造と引退した年寄り
日本では「ゆとり世代」と「老害」と
真ん中の世代から非難されることが多い

でも、それぞれの世代が持つ良さを
充分に描いていた
そして、それぞれがお互いに信頼し合って
お互いを更に良く変えていく



今の日本人が一般的に持つ
世代間の対立、偏見、嫌悪感、拒否感が
この映画の中では若干緩やか
それはアメリカだからなのか

日本だったら
ロバート・デ・ニーロ演じるシニア男性は
20代の女性に対して相当過小評価するだろうし
その社長に雇われるなんて
死んでも嫌だと思うだろう

それなのに、全くの障壁も感じずに
卑屈さがみじんもなく
自分のスタイルを守りつつ
新しいやり方を受け入れていく
実に爽やかにしなやかにやってきた
ロバート・デ・ニーロが良いのよね!

彼は若い同僚達と打ち解け
職場で「なくてはならない存在」になる

「最近の若いもんは」という偏見も
確かにあったと思うのだが
若い世代のバイタリティや柔軟な発想に
素直に敬意を表している



一方、アン・ ハサウェイも
活き活きとして美しい魅力的な女性だけど
自分の夢を実現させるために
努力をおしまない
こだわりを捨てない強さがある

でも
家族を顧みる時間が少なくなって
その弊害が出てきている

従業員達の前ではエネルギッシュで自信に満ちているけど
実は不安や自己嫌悪でいっぱい

それを正直に告白できるのは
ロバート・デ・ニーロだけ
彼が会社に来てくれて良かった!

そして彼のアドバイスには
長い間生きてきた、働いてきた者の知恵がある
更に長い間生きる中で
身につけていた「棘」がすり切れて
非常に柔らかく、柔軟になってきているから
一緒にいるだけで暖かく落ち着く



ジェネレーションギャップ
働く女性
働く環境の変遷
価値観の変遷など
いろいろな強固な障壁がチラチラと見えるけど
非常に爽やかにそれを乗り越えて
立場の違う人達が共感しあって
信頼し合って
共に働く職場がとても良い



アン・ハサウェイが酔った勢いで
「最近の女性は強くなってきているのに
男性は頼りない」って不満をぶちまけるのが
面白かった

「美女と野獣」の頃から
ディズニーのプリンセスは強くなった
王子様を待ってるだけじゃない
幸せは自らつかみに行く
自分が誰かを助ける
強烈なフェミニズムを感じるけど
アン・ハサウェイは
子どもの頃からそんなディズニーアニメに
親しんできた世代なんだろうな



とても暖かく爽やかな気分になれる映画
そして、いろいろなことを考えさせてくれた
観て良かった
とても良い映画
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