オリエンタルな世界に
憧れと郷愁を感じる
アメリカ映画
映画 ■■アフター・ヤン■■
☆☆
でもこれは
後になって面白さがジワジワと
来そうな予感がする
ネタバレ感想
家族(ヘルパー?)ロボットの
ヤンが
動かなくなって
修理に出したのだけど
実はチャイナタウンのお店で
ちょっと怪しい新古品みたいなの
買ってたので
結局
正規店で買ってた方が安かった
という話
修理することは不可能
アンチック品は
傷があろうと不具合あろうと
そこへ来る前のヒストリーを
抱えているから
魅力的なんだよね
なんとヤンは実は3世代くらい
働いていたのかな?
それでとある女性と仲良くなって
その人が亡くなった後も
その人のクローンを見つけ出して
(偶然か探したのか)
かけがえのないひと時を過ごす
ロボットなのに?
これは
自分に親切にしてくれる人には
愛着を感じたり
更に優しくなるように
プログラムされているのかな
ヤンはロボットなのに
家族や出会った人たちから
ものすごく別れを惜しまれ
傷心させてしまう
見た目人間と全然変わらないし
話し方も行動も
とても自然で
決して疲れずわがままにならず
思いやりに満ちた行動しか
しないからね
この映画見て考えたこと
あながち
SFの世界でもないのかもなあ
少子化が大問題な日本
人型ロボットは絶対増えていくし
クローンも
倫理的問題が大ありで
実現はないだろうけど
一方で「ありがちありがち」と
受け止める自分もいた
ヤンのメモリーを公開するのは
(ロボットの)プライバシーの
侵害では?
などと不覚にも感じたり
ミカの母親とヤンが
「死とは何か」について
語るシーンは
人間同士でも出来ないような
哲学的な会話だった
監督は韓国系アメリカ人で
小津安二郎に傾倒していたとか
アメリカ人の憧憬する東洋が
日本人の目から見ると
とてもエキゾチックで
なかなか良かった
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