Seriously?

ひとりごとです

歌舞伎 ◾️◾️妹背山婦女庭訓・勧進帳◾️◾️

2024年09月23日 | 演劇

玉三郎さんが出演なさるのと

歌舞伎十八番の中の「勧進帳」が
観られるということで
早々とチケット買いました
行ってよかった
 
 
歌舞伎 ◾️◾️妹背山婦女庭訓・勧進帳◾️◾️
 
 
 
玉三郎さんは私が20代の頃から
大人気でしたが
衰えなど一切感じない演技と
視線を集めて離さないあのオーラ
本当に素晴らしい
 
演技はやはり若い世代とは全く違う
深みというか巧さなのか
見事としか言いようがない
まさに宝物を見せていただいたと感じた
 
 
「勧進帳」はずっと観てみたかった演目で
大満足
 
松本幸四郎さんは
市川染五郎時代の若手の雰囲気が
ずっと残っていて
弁慶の無骨さ荒々しさが
似合うのだろうかと思っておりました
 
しかし気付いてみればもう51歳!
舞台の上の幸四郎さんは
弁慶そのものの
ものすごい迫力と存在感でした
 
 
白紙の勧進帳を読み上げる所
勧進帳を見ようとする富樫左衛門と
白紙であることを隠そうとする弁慶とに
もう少し滑稽なかけひきが
あるのかと想像してた
 
それから
義経であることを見破られまいとして
「お前が義経に似ているせいだ!」と
義経を棒で打つシーン
もっともっと滅多打ちにして
「ああああ、もう良い」と
止められるのかと思ってた
 
あと、義経ももっと前面に出てきて
弁慶との絡みが
もっともっとあるのかと思っていた
ほとんどしゃがんで
笠で顔を隠していたり
後ろを向いていたりで意外でした
 
 
その辺りが私が勝手に
想像を膨らませすぎたため
物足らなく感じてしまった
 
 
最後の花道を弁慶が退場するシーンは
「ああ、これこれ」と
実際に見ることができで嬉しかった
本当にすごい迫力で圧倒されました
 
 
勧進帳を読むシーンや
大酒をあおり、酔っ払って踊るシーンは
中村勘三郎さんが弁慶だったら
チャップリンのように
ユーモラスな表情や動きを
見せていたのでは
などとふと勘三郎さんを思い出した
 
別の役者さんの弁慶も
幸四郎さんの他の役も
観る機会があるといいな、と思いました
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生まれて初めて桟敷席@歌舞伎座 | トップ | お花がいっぱい »

コメントを投稿