Seriously?

ひとりごとです

ミュージカル ◾️◾️DEATH TAKES A HOLIDAY◾️◾️

2024年10月10日 | 演劇

アイドルグループ WEST.の

小瀧望くんが主演
 
死神が登場した時
小瀧くんの役だと知っていたが
声が
アイドルの小瀧くんだとは
信じられなかった
いつもの歌とは発声方法が全然違って
深みがあって力強く
強弱やニュアンスが
きめ細やかに表情付けられていて
とにかくものすごく上手い!
 
プロの(?)
ミュージカル俳優さんかと思って
呆気に取られていました
 
侮っておりました
すみませんでした
 
小瀧望くんのミュージカル
これからもたくさん企画されますように
 
 
ミュージカル ◾️◾️DEATH TAKES A HOLIDAY◾️◾️
 
 
とにかく小瀧くんの歌とダンスを
たくさん堪能できて圧倒されまくりだった
 
木野花さん
田山涼成さんの演技も拝見できて
ものすごく豪華な時間を持てた
 
ただ
女性の歌声はみんな同じに聞こえて
誰が誰かよく分からなかったのは
残念だった
 
 
演技や舞台装置なども素晴らしいのだけど
ストーリーがいいと思った
 
1924年に作られた戯曲が
元になっているのだけど
第一次世界大戦(1914-1918)と
スペイン風邪の流行(1918-1921)で
たくさんの人たちが亡くなって
死神は大忙しで疲弊し
「たまには休暇を取りたい」
と、休暇を取るストーリーなのだが
 
ウクライナやガザの紛争が
第三次世界大戦になるのではないか
と、不安に抱く現在の状況
 
パンデミックを経験して死の恐怖が
まだ鮮やかに残っている今
 
「死」をとても近く感じる今だからこそ
この戯曲が作られた時代のメッセージが
我が事のように突き刺さる
 
死神の投げかける疑問が
ストレートに胸に響く
 
「生きるとは何か」
「人はなぜ生きるのか」
「死とは何か」
「愛とは何か」
 
 
自分の人生が「あと1日」と言われたら
何をしたいと思うだろう
 
誰かに会ったり
好きな場所に行ったり
美味しいものを食べたり
 
そうして
今生きているこの世界が
自分は本当に本当に大好きで
離れたくないと思うだろう
 
そして
愛する人はずっとずっと生きてて欲しい
と、思うだろう
 
と、思った
 
 
些細なことに文句ばかり言って
「あれは嫌い」「これも嫌」
と、文句ばっかり言っているけど
なんだかんだ言って
私はこの世界に生きていることが
とてもとても好きで
もう1日生きていたいと
ずっと思うだろうな
と、気付くことが出来た
 
意外な発見だった
自分はとても悲観的な人間だと
思っていたから
 
実はとてもポジティブで
生きていたい気持ちが強いのだ
 
でも、普通に生きていると
そんな感覚は忘れて
生きる希望なんて
持っていないかのように錯覚してしまう
 
 
自分の隣には大鎌を持った死神が
いつも控えているんだと
想像してみると
「大切に生きたい」と
謙虚な気持ちを忘れないかも
 
 
そんなことを思った
いろいろ考えさせてくれる作品が
私は好きだ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒカリエの「そうめん そそそ... | トップ | 木挽町 甘味よしやで季節のフ... »

コメントを投稿