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ひとりごとです

小野寺史宜 「本日も教官なり」

2021年02月28日 | 読書
小野寺史宜 「本日も教官なり」
 
 
小野寺さんの作品には「慰謝料も養育費も要らないから、子どもに会わせない」という条件で離婚するケースがほぼ毎回出くる。経済的サポートを一切拒否してでも「子どもに会わせない」と言わせるなんて、どんだけ酷いことをしたんだろう?!と毎回思うが、益子さん達の離婚までの経緯は、そこまで奥様の憎しみを買う程のものか…?と思った。
小野寺さんの創り出す主人公はいつも律儀で筋を通す人だけど、益子は更に、あまり深く考えないで衝動的に行動に移すタイプ。
心地よいテンポでスイスイと読み終えることができた。牛丼のような作品だった。
 
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