どれくらい経っただろうか。ふと、「ここに子どもが空から降りてきてくれたら、楽しく過ごせるのにな。」と、かんじた。
それからは、布団に横になったまま、両手から電波を放つように天井に向けて手をかざし、こころを空に向かって飛ばすようになっていた。
はじめは、これまで出会ってきた子どもたちに向けてだったが、次第に顔がぼやりと見えてきたようにかんじたのである。
そして、空から飛ばされてきているそれは、誰かが実際におくってきているのではないのか?…
うつである私の妄想は、果てしなく広がり、でもそれは、ほのかなひかりとなり、現実の世界へと連れ戻してくれたのであった。
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