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「日本と再生 光と風のギガワット作戦」を観ての感想

2021-02-27 10:32:00 | 日記
 またROMと言いつつ、書いてしまう。(笑)

YoutTubeで、無料公開中の映画「日本と再生 光と風のギガワット作戦」 河合弘之監督作品を最近何度も観ている。
URL: https://www.youtube.com/watch?v=g8syYn0KTss

1時間40分くらいの映画です。チャプターまでついてます。好きなシーンへ飛べます。

冒頭のプロローグにこの映画の目的は、

「日本と世界の自然エネルギーの全てを描くことにあります。」とあります。

また、
「エネルギーについての報道・広報・広告の紹介、参照、論評をも目的としています。」

とも書いてある。
自然エネルギー(Renewable Enaergy)への意気込みが感じられます。

「1GW(ギガワット)=原発1期分の標準的発電設備容量」だそうだ。

このキーワードは、覚えていて欲しい。

自然エネルギーの分野では、今では日本は取り残されている。また、ガラパゴスだよ。
これは、明白な事実である。この映画を観る前から分かっていたが、
観てみると、より一層可視化されていて、かつて1980年代のJapan as No.1 を経験している日本人としては、結構キツイ。
日本はここまで、落ちぶれたのか(?)という感じである。
自然エネルギーの分野でも20年ほど前は、日本は結構先頭集団だったと記憶しているが、私の記憶間違いか?

映画の中に出てくる数字なのだが、海外の専門家からすれば、日本の地熱発電のポテンシャルは、30GW(ギガワット)位だそうだ。
そうすると、上述の数字を参照すると、標準的な原発の30期分の自然エネルギーのポテンシャルをもっていることになる。
日本には、2011年当時で原発54期あるので、大半が代替え手段があるという事になる。
ベースロード電源にするならうってつけと考えてしまうが、お役所の考えは違うようだ。
https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/062_03_00.pdf
2020年10月30日の日付が記載してあるので、これを参照されたい。
(この資料の参考にでてくるバイナリー発電所は、この映画の中でも出てきます。)

単位がGW(ギガワット)から、1/1000のMG(メガワット)の表記が多い。

しかしながら、何もGW(ギガワット)にこだわる必要はなく、エネルギーの地産地消の分散システムを考えれば、規模が小さくても十分ではないだろうか?
これらに太陽光発電、風力発電を組み合わせて、ICTの力をかりれば、十分に発電所として機能するのではないのか?と、素人の私は夢想する。
しかも、日本の地熱発電所を作る技術は、世界でも3本の指に入るほどの技術力を有している、と思う。

https://blog.eco-megane.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E5%9C%B0%E7%86%B1%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%8C%E9%80%B2%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%EF%BC%9F/
を参照しました。
ちょっと弱い表現の「思う」としたのは、このWebページは、2015年当時のものだからです。
映画も制作された年は、そんなに変わらないと思いますが、ちょっと前の事象なので、弱い表現にしました。

また、GWベースの発想では、映画の中に出てくるフレキシビリティーの概念を導入すれば、問題ないように素人の私でも理解ができる。
あとは、東電などの電力会社の利権の問題になるようだ。要は原発村の事です。

ご存じの通り、東電は、フクシマ(1F)の廃炉費用で公的資金を使いまくっている。
遮水壁としては、わざわざお金のかかる所謂凍土壁を導入したが、見事に失敗をしている。ちなみに、凍土壁工法を採用したのは、安倍晋三内閣です。
安倍氏は、「全電源喪失はあり得ない」と豪語した方でもあります。
私は、この人、日本を随分と食い物にして、壊してくれたなぁ!という認識です。

映画は、主に太陽光発電、風力発電をメインに据えています。
私が、地熱発電の話を引き合いに出して、考察を加えたので、素直な映画の感想ではない文章になってしまいました。
ごめんなちゃいm(__)m

追記:
NHKオンデマンドでは、BS1スペシャル「再エネ100%をめざせ! ビジネス界が挑む気候危機」をわざわざ買って観たのだが、
この映画の中でも出てくる数々の問題点を全て網羅してなかったです。
この映画をみた後では、どうしてもパンチがなく、見劣りしました。

お粗末m(__)m




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