50年代から録音したR&Bシンガーのバスター・ブラウン、自身最後のシングルとなるのがこの74年のシングル。あまりソウル・ファンにアピールするシンガーではないものの、このシングルは時代もあってスムースなミッドテンポが案がい聴ける。ただ曲の最初のフレーズがポピュラー臭くまるでダメで、すぐに針を上げたくもなる。展開するうちに女性コーラスと絡み徐々に盛り上がり、なんとも高揚させられ、そのあたりのみ、この盤の良さが集約される。つまり微妙なレコードでもあるかな。