十数年前、インディ・ソウルという言葉が出回り始めた頃、マイク・ジェミソンのLPというのが話題になった。コレクターに人気の彼のジェネバ等のシングルをコンプリートし、世界に先がけて日本から発売されたアルバムで、その内容の充実度と共に鮮明な記憶が蘇る人も多いだろう。ある意味、「インディ・ソウル」その言葉を広める切っ掛けとなったレコードとは、あながち的外れではないと思うが。
そんなマイク・ジェミソンの、ジェネバのシングルからこの一枚を選んでみた。ちなみにこれはアルバムでも聞ける。さてこの曲、アレンジはフロイド・ジョーンズによるが、全体としては、いわゆる70sデトロイト・サウンドというものだ。ドラムが引っ込んだ感じでデトロイト的には弱めのビートだが、パーカスとベースが心地良いミッドテンポを演出し、その中をマイク・ジェミソンのヴォーカルが熱く歌い上げる。リズム・セクションの素晴らしさもあって、この曲を強く評価したくなったこの頃です。
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おまつ
kikuro
SOULHONPO
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