ふたつの展覧会

開催期日の最終間際に、二つの展覧会に行って来ました。

まず一つ目はターシャ・テューダー展。
アメリカの絵本作家である92歳の彼女のライフスタイルに
焦点を置いて、写真や生活用品、絵本原画などが展示していました。

まず第一印象は、どの写真の彼女も穏やかな表情をしていて
とても美しいという事。
決して穏やかとは言えない経歴であるのに、どの写真にも、
こちらまで心が温かくなるよう彼女が写っていました。

そして生活用品のほとんどが手作りという驚き。
食べ物はもちろん、石鹸、ロウソク、かご、洋服、洋服を作る糸や
毛糸も。一つ一つを大事にして、季節や行事を楽しむ。
これらが当たり前の人は、時間を有意義に使っているんだなあと思いました。

今あるものを大事にして感謝し、楽しむ心を持つ事。
とても共感を覚えました。



そしてもう一つの建築デザイン展。

まず会場に足を踏み入れようとして躊躇。
なんと敷地全体にダンボールの切れ端が敷き詰められていて
会場全体が森のイメージになっているではないですか。
移動するごとにザクザクと音が鳴り、まるで本当に落ち葉を
踏んでいるような感覚。観ながらだんだん楽しくなり、
世界観に入り込んで行きました。

子供の頃のような純粋な気持ちでものごとを見詰めて
近くにある魅力に気づく「拾う建築のデザイン」は
斬新でも日常を大切にしていて強く魅かれるものがありました。
私的には「木登りの家」に心揺さぶられるものが。

二つの展覧会では共通して
「特別でなく、今ある日常を大切にする」という事を
感じることができました。
自分次第で気づくことはたくさんあるんですよね。
心は縛られずに豊かにありたいと思いました。

両会場は商業施設の中にあるギャラリーだったので仕事帰りに
寄る事ができたのですが、せめて21時くらいまで空いてる
施設があってくれたらなあといつも思います。
いちおう中心街なのにどのビルも20時で閉まってしまう…。
それこそ贅沢な考えだって怒られるだろうか…。

ときめきの欠片

今日は良いお天気の中、のんびり太宰府へと行ってきました。
お目当ては懸賞で招待券が当たった国立博物館～♪

しかし特別展示の最終日に行くものじゃない…
お客の長蛇の列でじっくり観る事が出来なかったのでした。
興味のあった百鬼夜行の絵巻物だけはきちんと観ましたが。

天満宮の境内にはいたる所に大木があるので必然的に
癒されました。樹の下でぼーっとする至福なこと！

しかーし、本日一番癒された光景は
スケッチ大会に来ていた素朴で可憐な女子中高生達！！
新緑の中で大きな画板に向かう涼しげな彼女等の姿に
胸がときめきまくりでした～（へんた○…！）


話は変わりまして。
友達などに漫画や本を貸す時のチョイスって
悩み所ではあるけどちょっと好きな作業です。
この子はこういう系統が好みだからこの作者も好きそうとか
沢山貸したいけど敢えて選ぶならこれ、とか
本のソムリエになったみたいな気分がします。
少しでも気に入ってくれたらやったーみたいな。

今職場の人に回している「パティスリーMON」という漫画に
皆して次々夢中になっているのでしてやったり。
作者は「まっすぐにいこう。」で有名な、きら先生です。
登場人物の男達について真剣に誰がいいか討論し合ったり…
やはり恋愛系少女漫画がウケるなあ。

しかしまだ完結していない漫画を貸すのは
次巻を催促されても困るので避けた方が良いと
気づいたのが遅かったのでした…
あと続きが気になる巻でわざと止めて焦らすのは
恨まれるのでやめた方がいいですよ～！（わたしか）