
私が 子供のころは マッシュルームの栽培を家族みんなで 協力して頑張ってましたね
一口にマッシュルームの栽培って言っても なかなか大変でしたよ
①藁をたくさん切って 堆肥にする
②藁の切り返しをみんなで頑張る
③よく堆肥にできたら マッシュルーム小屋に堆肥を詰める
④段にして 何段も詰める
⑤堆肥の中に雑菌が入らないに 小屋の温度を50度以上に上げる
⑥堆肥の中に マッシュルームの種菌を植えこむ
⑦その上に 滅菌した土を載せる
⑧温度を適当に保ち 寒ければ暖房し 暑ければ 窓を開き温度を調節する
あまり暑い夏を除いて 一年に小屋を3回くらい交替して
堆肥を詰め直し マッシュルームを作っていましたね
丁度私たち子どもが 学生時代にはいり 授業料が大変で 父親は何をしたらお金を稼ぐことが 出来るか 色々と考えていたようです
ちょうどそのころ
東京の一流ホテルにマッシュルームを 卸に行っていた 近くのHさんに マッシュルームを買ってもらうと
けっこう良いお値段で買ってくれて ありがたい収入源でした
今から思うと 父親にとっては みんなで協力して 一つの仕事に命を注ぎ込むことが出来た あの日々が 人生で一番幸せな 魂の思い出ではなかったかと思われます
それ以後も 父親の嬉しそうな姿は 家族 親族 気心のしれた人たちが家に集まって ワイワイがやがや なんだかんだと言っている時が たいそう嬉しそうなひとときでした
お彼岸 お盆 餅つき忘年会 お正月を 父親は とても楽しみにしていたところがあります
上の版画は 私が中学2年生の時 教師に結構うるさく指導されて取り組んだ「働く人」という題の版画です
嘘か お世辞か「この作品は 全国大会に出しても入賞するだろう」と得意げに言ってました
私も 少なからず「快」に入り込んだひとときでした
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