村田ダム
昭和41年(1966)春,蔵王連峰濁川上流の振子沢付近に強酸性の温泉の湧出が確認され,阿武隈川水系松川へと流入しました。
このことより松川から取水するかんがい用水が水稲栽培に不適な強酸性となったため,下流1,600haの水田の代替え水源(用水の転換)として村田ダムが建設されました。
村田ダムは,堤高36.7m,堤長181.7m,総貯水量1,660千立方メートルで,昭和54年に完成しました。
完成当時,宮城県では最大のアースダムでした。
技術的な特徴としては,中央コア型のゾーンダムであること,傾斜式シリンダーゲートを日本で初めて採用したことなどが上げられます。
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