感情持って生きてるの

感情を表すことば
「喜・怒・哀・楽」

たまちゃんは「怒」がありません。

生まれた時は、あったかもしれないけど
あの凄惨な現場で生きて行くうちに
「怒」がぜんぶ「哀」になったんだと思う。





すぴか家に来てたまちゃんは
今では「哀」もなくなり
「喜「と「楽」だけになりました。





でもね
今まで書かなかったんだけど

一度だけ
たまちゃんを怖がらせてしまったことがあったの。





たまちゃんが来て数ヶ月くらいたったある日

テレビを見てたら
「かけっこが早くなる腕の振り方」をやっていて
私もまねして腕を振ってみたら

とてもおびえて
ソファの下に隠れてしまったのです。

そのポーズのどこが怖かったのかはわからないけど
きっとたまちゃんが忘れていたイヤな記憶を
思い出させてしまったのでしょう。





それ以外、すぴか家にはたまたま奇跡的に

たまちゃんの怖いものや嫌いなことがなく
好きなものや楽しいことがたくさんあるから

おうちに溶け込むことができたんだと思います
　　　　　　



猫も犬も感情を持って生きています。
人間と同じように。
心に傷を負います。
私やあなたと同じように。


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たまごろうと同じ現場で保護されたペルシャっ子たちが
ほんとうのおうちをさがしています。

早くみんなの赤い糸も繋がりますように。
もう二度とこのようなことが起きませんように。