いっぽいっぽまたいっぽ

今年度45歳。15年前に地元の役所に就職した田舎者が、巨大組織で働きながら、日々思うことを綴る日記です。

先週2人亡くなりました。

2009-11-30 23:38:10 | 日記
な、何と昨日、銀歯が取れました!!

わたしがフリーターだった頃、

生活態度がかなり怠けており、

歯磨きも適当で、奥歯をかなり損傷してしまいました。

大切なものを、失ってから気づきました・・・



さて、

先週、担当させてもらっている生活保護者の方が、

2人も亡くなりました。

1人は50代のまじめな男性のMさん。

近々、タクシー運転手に応募すると意気込んでいたところでした。

先週の日曜の深夜、呼吸困難で自ら119へ電話。

しかしSOSもむなしく、

搬送中に心肺停止となったそうです。


しかも身寄りである兄も長男も、

Mさんの死に、関わろうとしません。

生前、Mさんの借金癖に困らされていたというお兄さん。

また、長男が幼いころにMさん夫婦は離婚。

それぞれがMさんに対して、わたしには想像できない強い感情を抱いているのでしょう。

誰にも見送られないまま、逝ってしまったMさん。

先日無縁仏に入れさせてもらいました。




一方、80代で、入院先の病院にて、

病気が悪化し亡くなられた、これまたMさん(同じイニシャルです)。

高齢ゆえ、体調が一向に回復せず、

5月に入院し、少しずつ様態が悪化しながら、

半年間、何とか頑張られたのだと思います。



Mさんには、次男のSさん(50代)がおり、

2人世帯で保護を受けていました。

Sさんは母親であるMさんの看病を、一生懸命されていたようです。

Mさんが亡くなられた日、Sさんより電話があり、

「どうもありがとうございました・・・大往生でした・・・」と、

力なく、それでも心の底から言っているように、わたしに話してくれました。

Mさんは、Sさん以外に身内の方がいらっしゃるようで、

葬儀などの一切を、親族で行われたようです。



同じMさん同士でも、対称的な最期ですよね・・・



あ、最初のMさんですが、

昨日お兄さんから、

「自分の家の墓に入れる場合はどうしたらいいんでしょうか?」と問い合わせがありました。

当初、うちの墓にも入れたくないと言われていただけに、

ちょっと嬉しくなりました。



こういう現場を経験すると、

自分がどう生きたらいいかということを、とても考えさせられます。



みなさんは、自分の最期を想像したことがありますか?

いや、どんな最期を望みますか?





ではまた明日。
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