上司から、来月行われる新採職員のための業務説明の会に、
私と後輩のどちらかに出てほしいと言われた。
せっかくなので、今決めておこう、
今決めておけば、心の準備もできるだろう、
と後輩に言ったところ、
後輩は私に対し、
「やりたくはないんですよね?」と聞いてきた。
「そりゃ、こういうものは誰だって、やりたいというものではないだろう」
と返すと、まあそうですよね、みたいな反応。
それでもなお、
「やりたいかやりたくないで言ったら、どっちなんですか?」
というようなことを言ってくるので、
「俺の責めに帰すような言い方をするなあ…」
と漏らしてしまった。
「真面目な話」と前置きし、
私なりに、後輩がした方がいいと思うことを伝えた。
大勢を前に話す機会は貴重であることや、
新採職員に対してなら話しやすいはずであるということなど。
ただ、一向に「じゃあ僕がやります」
という返事がなかったので、
「◯◯君、やっておこう」と言わせてもらった。
後輩は、私の「やりたくない」に終始固執していた。
「やりたくないんですよね?」と煽ることで、
私に「そんなことはない。私がやる」と言わせたかったのか、
先輩がやりたくないと言ったから、
自分が仕方なくやらざるを得なかった、と、
後々の言い訳にしたかったのか。
どちらかというと、後者かなと思う。
おそらく、心のどこかで自分がさせられる可能性を感じていたに違いない。
跳ね返すというより、ダメだった時の布石を打つ。
自分の身を守るための、直感的な言動だったのだろう。
追い込まれた末の、危険回避の本能的な手段が、
後輩の場合、ああいう形だったのだ。
後で上司に愚痴半分、「後輩に場数を踏ませたい」と気持ちを伝えた。
そこで上司は、後輩のクセを漏らした。
もしかしたら、今回、後輩に人前で喋らせるのを躊躇したのかもしれない。
だから私を保険とし、私と後輩の2人に声を掛けたのかも。
もしどちらかを指名すれば、それですんなり決まることだからだ。
敢えて2人に投げかけたのは、
やはりそこに意図があるからだと思えてならない。
そう考えると、私の今回の判断は望ましかったものになったと思いたい。
ただ、後輩のサポートはしたい。
後輩に投げただけだと、さすがに後ろめたさがある。
私は、私の決断に対し、責任を負わねばならないと思う。
どういう形で負うのか、これからしっかり考えたい。
私と後輩のどちらかに出てほしいと言われた。
せっかくなので、今決めておこう、
今決めておけば、心の準備もできるだろう、
と後輩に言ったところ、
後輩は私に対し、
「やりたくはないんですよね?」と聞いてきた。
「そりゃ、こういうものは誰だって、やりたいというものではないだろう」
と返すと、まあそうですよね、みたいな反応。
それでもなお、
「やりたいかやりたくないで言ったら、どっちなんですか?」
というようなことを言ってくるので、
「俺の責めに帰すような言い方をするなあ…」
と漏らしてしまった。
「真面目な話」と前置きし、
私なりに、後輩がした方がいいと思うことを伝えた。
大勢を前に話す機会は貴重であることや、
新採職員に対してなら話しやすいはずであるということなど。
ただ、一向に「じゃあ僕がやります」
という返事がなかったので、
「◯◯君、やっておこう」と言わせてもらった。
後輩は、私の「やりたくない」に終始固執していた。
「やりたくないんですよね?」と煽ることで、
私に「そんなことはない。私がやる」と言わせたかったのか、
先輩がやりたくないと言ったから、
自分が仕方なくやらざるを得なかった、と、
後々の言い訳にしたかったのか。
どちらかというと、後者かなと思う。
おそらく、心のどこかで自分がさせられる可能性を感じていたに違いない。
跳ね返すというより、ダメだった時の布石を打つ。
自分の身を守るための、直感的な言動だったのだろう。
追い込まれた末の、危険回避の本能的な手段が、
後輩の場合、ああいう形だったのだ。
後で上司に愚痴半分、「後輩に場数を踏ませたい」と気持ちを伝えた。
そこで上司は、後輩のクセを漏らした。
もしかしたら、今回、後輩に人前で喋らせるのを躊躇したのかもしれない。
だから私を保険とし、私と後輩の2人に声を掛けたのかも。
もしどちらかを指名すれば、それですんなり決まることだからだ。
敢えて2人に投げかけたのは、
やはりそこに意図があるからだと思えてならない。
そう考えると、私の今回の判断は望ましかったものになったと思いたい。
ただ、後輩のサポートはしたい。
後輩に投げただけだと、さすがに後ろめたさがある。
私は、私の決断に対し、責任を負わねばならないと思う。
どういう形で負うのか、これからしっかり考えたい。