2度目の面接。
模擬面接で修正し、精度は上げた。
暗記ものは覚え、ベタな質問も答えは用意した。
朝から、午後の委員会のことなどでバタバタし、
振り返ることを諦めようとも思ったが、
諦めたくない気持ちはあった。
去年みたいに、1回で決めようという、
不安を跳ねのけるような勢いはなく、
どうなんだろう、準備はしたつもりだけど、上手くやれるかな、
という不安は抱えたままだった。
入室すると、ゴツい顔が2つあり、
少しひるんだ。
最初の一分間スピーチは、ハキハキ言えたが、
質問に入ると、やはりどうしても、
普段の自分の話し方が強く出てしまった。
的確に返せたか、自信はない。
想定していた質問はほとんど出なかった。
ただ、去年よりは相手の目を見る時間を長くし、
経験を踏まえるような返しはした。
模擬面接の時のように黙ることはなく、
無茶振りな質問も何とかくぐり抜けた。
何とか乗り切ったが、手応えはもちろんない。
面接でずば抜けた点数が取れるとは思っていないし、
小論でも、勤務評定でも同じだ。
おそらく、毎年、僅差の勝負だ。
だから、過度な期待はしない。
受かってたらいいな、くらいの気持ちじゃないと、
落ちた時のショックは大きい。
倍率は5倍。
そこをくぐり抜ける自信はない。
4回目の受験はザラだ。
人より遅れた採用だから、
昇進も遅れることくらい分かっていることなのに、
42歳ならそれなりの役職に就いていないと、
という焦りが大きいことが、
今回改めてよく分かった。
また、難関かつ裏での操作もありそうなこの昇任試験というものに、
どれだけのモチベーションで臨むかという問題にも気付けた。
受け止め方を考えないと、
壊れそうな自分がすぐそばにいる。
もう忘れよう。
そして明日からまたいつも通りに頑張ろう。