離島の各所に配備しているレンタサイクル。
管理は各所で決められた島民が行うこととなっている。
しかし、タイヤがパンクしても、
対応すべき管理人に修理や交換ができない場合、
職員が対応しないといけなくなる。
船に乗って離島に渡り、作業し、
帰りの船便まで待たないといけない。
たかがパンクの対応で、
半日を費やすことになる。
別でたまたまパンク修理の店はないかとあう問合せもあったが、
把握していないと答えるしかなかった。
また、ある島の宿についての問合せもあったが、
確認したところ、なかった。
ないものは仕方ないが、
ないと答えるしかないのは残念だった。
ある港で券売所や綱取りをする人がいなくなり、
代わりをしてくれる人が見つからないままとなっている。
船会社の職員が交代で対応しているが、
島での宿泊が伴うなどの負担が生じている。
島での貴重な就労先ではあるが、
勤務内容や時間などの面で、
高齢者には向かない。
若年層ならより固い職を求めるだろう。
島民の足となる交通手段の維持が、
こういうところでも難しくなっている。
人が減る中で、
従来はできていたもの、そこにあったものができないし、
もはや小さなことすらできなくなっている。
行政としてどこまでやれるのか。
行政で踏み込めないことは諦めないといけないのか。
島で働きたくて希望して異動が叶ったが、
いざ乗り込んで課題を知ることが、
とても辛い。
どう受け止めるのか、
都度考えていかないといけない。