鍵の件は支所長自ら対応策を考え、
分室長に相談しながら、
副部長やお世話課と直接やりとりして進めている。
上がやってくれるのは話が早く、
下にとってはとても楽だ。
しかし、途中までガッツリ巻き込まれていたのに、
急に外されたようで、何か悔しい。
そして、上が出した答えが自分には導き出せなかったものだったことに、
無力感や無能感のようなものを感じる。
敗北感とも言えるのかもしれない。
2月も月末に入り、仕事にだいぶ焦り始めた。
落ち着いて仕事をしていると、
あっという間に一日が終わってしまう。
平日にたった1時間残業したところで大したはかどらないから、
いっそ週末仕事に出たほうがいいと思い始めた。
行きすぎた発想か。
もう少し冷静に考えよう。