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ちょっと寄り道

笑える身につまされる話

小川有里著
【死んでしまえば
      最愛の人】
この本は今時の60代から90代の全て実際の話をもとにした39篇の超短編小説集です。

高齢者向けと言われるだけあって、字が大きくてすぐに読めます
今週初めに図書館から連絡があり、借りてきた本です。

古希を過ぎても色恋にはしる男女

笑える話から身につまされる話

「お昼というタタカイ」
これはそのまま私の友人の話です
定年して朝昼晩作るのは大変だからお昼はそれぞれ好きな物を食べましょうと決めてそれぞれが作って食べる。

友人は冷蔵庫の前でため息つきながら何作ろうか悩んでる旦那様が可愛そうで作ろうと何度かいいそうになるけど心を鬼にして黙ってる〜と聞いてました。

同じことが書かれてて笑いました。

それでも喜んでコンビニ弁当を毎日買う人
家のこと色々やってるんだからお昼くらい作ってくれてもいいじゃないかとキレる人

面白いです。

「親孝行も金次第」
「使い捨て婆ちゃん」
「同窓会ホラー」
昔のイケメンも変わり果てていた
なんて読んでてプッと。
もちろん自分のことは棚に上げてです。

39篇すべてわかる〜あるあるです。

「介護脱毛」の話なんてえーっそうなの!どうしょうです。

あとがきに
主人公は皆愛をたっぷり持っているが、その愛はほとんど夫以外に向けられてるということだ。
題名通り、夫は死んでから最愛の人になるのだろう。
と書かれています。

日々いろんなことがあっても、うろたえて嘆きすぎることなく
現実を受け止め、そうして選んだ生き方を「これでいいんだよ」と自分に聞かせて納得し、前を向く。
年齢をとる良さとは、まさにこういう風に自分の行き方を肯定できるようになることかもしれない。

自分の心のままに生きればいくつになっても人生を楽しめる。

あとがきに書かれています。

どの主人公も近所にいるあの人て感じで親しみを覚えながら一気に読みました。






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