【流浪の月】
一週間かけて読みました。
何ともいえない読後感です。
親子三人で楽しくくらしていた10才の家内更紗
父親が病気で亡くなり寂しさに耐えられない母親は男ができでていってしまう。
親戚の家に引き取られるがそこは居心地のいい場所ではなかった。
佐伯文19歳の大学生は
雨に濡れて公園に座ってた更紗に傘を差し掛け自宅に連れて行く。
少女誘拐事件の犯人と
被害少女となった2人の15年後の再会から話は進んでいく。
現代は何でもググったらすぐ調べられる。仕事をしていても何かあるとあの時の少女あの時の誘拐犯と言われる。
孤独に耐えながらひっそり生きてお互いを理解しあっていても外からは普通じゃない2人の愛の形は理解されない。
最後には2人は幸せになれたと思えなんとなくホッとしたけれど
2人はまたここに住めなくなったらいつでも2人で違う場所にいけると軽く話していた。
実際の誘拐事件に対する考え方も今後変わるかもしれない、読み応えのある本でした。
ただ気持ちは重かった。
作家さんてすごいな〜と思う。凪良ゆうさんの本は初めて読んだけれど別の本も読んでみたくなりました。
本のなかにでてきます。
トネリコ我が家のは少し大きくなってます。