続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ザリガニの鳴くところ」(2022米/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

《全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。リース・ウィザースプーンが製作を手がけ、ドラマ「ふつうの人々」で注目を集めたデイジー・エドガー=ジョーンズが主演を務めた。音楽は「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」でアカデミー作曲賞を受賞したマイケル・ダナ。テイラー・スウィフトが本作のためのオリジナルソングを書き下ろしたことでも話題を集めた。》

原作は知らないけど、ヒロインはもっと素朴なイメージだったので思っていたより洗練されていたのが意外だったというか、着地点と思ったその先の大河ドラマ風味も意外だったけど、原作者が世界的なベストセラーを生み出している動物学者とわかって納得。

殺人疑惑で容疑者になったヒロインが無罪になるかどうかがゴールではなくて、“自然の風景や湿地、自然環境そのものの場面を観た人たちに観てよかったと感じて欲しい”という目的が充分に果たされているように思った。

家族に見捨てられながらもたった1人で生き抜いてきたヒロインを演じたデイジー・エドガー=ジョーンズが逆境を跳ね返して自然観察などに昇華していく姿を好演、偏見や思い込みで彼女を受け入れなかった周囲の人間たちの心の変化も感動的で、弁護士役のデヴィッド・ストラザーンの温かい眼差しも印象的だった。

テイト役のテイラー・ジョン・スミスとチェイス役のハリス・ディキンソンが似た印象で時々混乱したので、どう一度最初から観てみたいかも。

☆あらすじ☆
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に捨てられて以来、学校へも通わずに湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いてきた。そんなカイアの世界に迷い込んだ心優しい青年との出会いが、彼女の運命を大きく変えることになる。カイアは法廷で、自身の半生について語り始める。
※映画.comより

キャスト
デイジー・エドガー=ジョーンズ
テイラー・ジョン・スミス
ハリス・ディキンソン
マイケル・ハイアット
スターリング・メイサー・Jr.
デビッド・ストラザーン

監督
オリビア・ニューマン

原題  Where the Crawdads Sing

125分

G

T・ジョイPRINCE品川1 16:15〜観客15人程/119席





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