続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ミセス・ハリス、パリへ行く」(2022英/パルコ)

《アメリカの人気作家ポール・ギャリコの長編小説を、「ファントム・スレッド」のレスリー・マンビル主演で映画化。支配人コルベール役に「エル ELLE」のイザベル・ユペール。「クルエラ」などのジェニー・ビーバンが衣装デザインを手がけた。》

これはオススメ!
クリスチャン・ディオールの宣伝と言われれば身も蓋もないんだけど、とにかくもう出てくる衣装の数々を眺めるだけでもお釣りがくるというか、出来過ぎで現実離れしたところもあるけど、そこは映画なんだもの、綺麗なものを見ながら主人公と一緒に夢を見られるなんて最高かも。

内容的にはディオールのドレスの美しさに魅せられてロンドンからパリへと向かう家政婦の話なんだけど、情けは人のためならずというか、イギリス版塞翁が馬というか、彼女の心の美しさや強さが周囲を変えていく様子も心地よくて、見返りを求めずに生きる高潔な女性を演じたレスリー・マンビルのさすがの演技にも拍手。

1957年当時の労働ストライキで荒れたパリの時代再現や、オートクチュール全盛期のクリスチャン・ディオールの店内や縫製場面なども見どころ。

会計士役で出ていたリュカ・ブラボーが「チケット・トゥ・パラダイス」の時よりずっと素敵に見えたのも大収穫、ディオールの専属モデルでありながら自分の存在意義を問い続けるナターシャ役のアルバ・バチスタも可愛くて目が釘付け、シャサーニュ侯爵役でランベール・ウィルソンが出てきたのも嬉しかった。

☆あらすじ☆
1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリスは、勤め先でディオールのドレスに出会う。その美しさに魅せられた彼女は、フランスへドレスを買いに行くことを決意。どうにか資金を集めてパリのディオール本店を訪れたものの、威圧的な支配人コルベールに追い出されそうになってしまう。しかし夢を決して諦めないハリスの姿は会計士アンドレやモデルのナターシャ、シャサーニュ侯爵ら、出会った人々の心を動かしていく。
※映画.comより

キャスト
レスリー・マンビル
イザベル・ユペール
ランベール・ウィルソン
アルバ・バチスタ
リュカ・ブラボー
エレン・トーマス
ローズ・ウィリアムズ
ジェイソン・アイザックス
ロクサーヌ・デュラン

監督
アンソニー・ファビアン

原題  Mrs Harris Goes to Paris

116分

G

TOHOシネマズ錦糸町6 18:10〜観客40人程/116席





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